2007年ごろから、日本でも大きな話題となった3次元仮想空間「Second Life(セカンドライフ)」。「次世代のSNS」「YouTubeに続く注目サイト」などと紹介され、IBMやトヨタ、日産、富士通、三越など多くの大企業がマーケティングやプロモーション活動に利用し注目を浴びました。 しかし、企業の参入コンサルティング事業を手がけていた「株式会社マグスル」が、2010年4月1日にSecond Life事業から撤退すると発表。やっぱり、Second Lifeは廃れてしまったのでしょうか? 「Second Lifeを新しい広告の場として利用していた企業は、ほとんど撤退してしまいました。今は仮想空間内で乗り物や建物など、3Dオブジェクト(仮想空間に配置された立体物)を作るクリエイターたちのコミュニティとして安定しています」と話すのは、2007年に『セカンドライフの達人』(翔泳社)を執筆した