Paul Graham氏の著書On Lispの邦訳を無償で公開しています.Common Lispのマクロに関する貴重な情報がいっぱいです.
Lisperの人ならみんな知ってる竹内関数(たらいまわし関数)という関数があります。 定義としてはこんな感じ。 そのシンプルな定義からは想像もつかないほど複雑で膨大な再帰呼び出しがおこなわれるとても興味深い関数です。たとえば引数にTarai(10,5,0)を与えると343,073回も再帰呼び出しされたりします。 この関数呼び出しの引数がどのように変化するか知りたくてプログラムを書いて調べてみたところ、Tarai(10,5,0)の場合は3つの引数がそれぞれ0〜10(xは-1〜10)の間で少しずつ変化するなかで、2つの値を固定してひとつの値が下降していくような挙動があったりして、なんだか音楽の3和音のコード進行を思わせるような動き方です。 そういうことなら、ということで実際に音にして聴いてみました。Tarai関数が呼ばれるたびに引数のx、y、zを、0=ミ、1=ファ、2=ソ、……、のように音に割
Paul Graham著,野田 開 訳 前書き 拡張可能なプログラミング言語 関数 関数的プログラミング ユーティリティ関数 返り値としての関数 表現としての関数 マクロ いつマクロを使うべきか 変数捕捉 マクロのその他の落し穴 古典的なマクロ 汎変数 コンパイル時の計算処理 アナフォリックマクロ 関数を返すマクロ マクロを定義するマクロ リードマクロ 構造化代入 クエリ・コンパイラ 継続 複数プロセス 非決定性 ATNを使ったパージング Prolog オブジェクト指向Lisp パッケージ 翻訳者 野田 開のサイト 原著者Paul Graham氏のサイト (c) 野田 開 NODA Kai <t50473@mail.ecc.u-tokyo.ac.jp>
((Pythonで) 書く ((さらに良い) Lisp) インタプリタ) Peter Norvig / 青木靖 訳 前のエッセイでは、90行のPythonコードでシンプルなLispインタプリタを書く方法を示した(lis.py)。このエッセイでは、3倍込み入っているが、より完全なlispy.pyを実装しよう。それぞれの節で1つの機能追加を扱っている。 (1) 新しいデータ型 - 文字列、論理型、複素数、ポート Lispyへの新しいデータ型の追加は3つの部分からなる。データの内部表現、それを扱う手続き、読み書きのためのシンタックスだ。ここでは4つの型を追加する(入力ポート以外はPythonのネイティブ表現をそのまま使う)。 文字列 文字列リテラルはダブルクォーテーションで囲まれる。文字列の中で \n は改行を、\" はダブルクォーテーションを意味する。論理型 構文 #t と #f はTrue
Peter Norvig / 青木靖 訳 このページには2つの目的がある。コンピュータ言語の実装について一般的な記述をすることと、Lispの方言であるSchemeのサブセットをPythonで実装する具体的な方法を示すことである。私はこのインタプリタをLispy (lis.py)と呼ぶ。何年か前に私はJavaとCommon LispでSchemeインタプリタを書く方法を示した。今回の目標は、アラン・ケイが「ソフトウェアのマクスウェル方程式」と呼んだところの簡潔さと取っつきやすさを可能な限り実現するということだ。 SchemeのサブセットLispy の構文と意味論 コンピュータ言語の多くは様々な構文的な決まり(キーワード、中置演算子、カッコ、演算子優先順、ドット記法、セミコロンなど)を持っているが、Lisp族言語の1つとして、Schemeの構文はすべてカッコ付きの前置記法であるリストを基本とし
LispでWebサービスを作ればYahoo!に60億で買ってもらえると聞いて 実はCと同じくらい速いコードが書けると聞いて ルンバがLispで書かれていると聞いて リリカルなので 面接で笑われてカッとなった マンガでわかるらしいので iPhoneアプリが開発できると聞いて iアプリでLispが書けると聞いて 初めて手に入れたポケコンがAI-1000だった ハッカーと画家を読んでしまった 普通のやつらの上を行きたいので 舌足らずなので セグウェイを制御するコードが一日で書けるようになると聞いて How to become a Hackerを読んだ 専用の求人情報に応募できると聞いて プログラミングClojureを読んだ 初めての人のためのLispを読んだ 自前のLispで書かれた将棋が強かったので LispとPostScriptがあればハッピーになれると聞いて LOLの熱にあてられた On
スポンジで虎を倒せるんだよ? (you can take down a tiger with a sponge, right?)
やっと、Yコンビネータが何を意味するものなのか、どういう意義があるのかがわかりました。 名前を使わず再帰ができますよ!というだけのものじゃなかったのですね。 まずλありき 関数の話をしたいのです。 そのとき、いちいち hoge(x) = x * 2 としてhogeを・・・、とか名前をつけて話を進めるのがめんどうなので、関数を値としてあらわすと便利ということで、λという値を定義するのです。 そうすると、上のhoge関数なんかはλ(x)(x*2)などとあらわせますが、引数をあらわすのに()を使うといろいろまぎらわしいので、 λx.x*2 のように表記します。 というのがλ。 このとき、λになにかわたされたら、引数としてあらわされる部分を単純におきかえます。 (λx.x*2)y とあったら、xの部分をyでおきかえて (λx.x*2)y → y * 2 となります。λの引数部分を与えられた引数で置
どうもzickです。 2/1に見た夢をきっかけに触り始めたニコスクリプト(正確にはニワン語というらしい?)ですが、 しばらく触っていないうちに色々と機能が追加されており、なんと手続きが作れるようになっていました。 知らない機能を色々触っていたら、いつの間にかLispインタプリタが出来上がっていました。 【ニコニコ動画】ニコ動でLisp 2/1に見た夢が4ヶ月ほどを経て正夢になってしまいました。 関係ありませんが、少し前に単位が足りなくて4年生になれない夢を見ました。 こちらの夢は正夢にならないことを祈るばかりです。 --- *ニワン語メモ* 大体のことはニコニコ動画まとめwikiを見れば分かります。 (Lispインタプリタを半分くらい作ってからここの存在に気づきました。もっと速くググればよかったorz) とりあえず、ここに載っていないような細かい事項を書いておきます。 [1
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