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ブックマーク / synodos.livedoor.biz (3)

  • SYNODOS JOURNAL : 「消極的義務」の倫理 ――「トロッコ問題」の哲学者フィリパ・フットとその影響 小山エミ

    2010/10/197:0 「消極的義務」の倫理 ――「トロッコ問題」の哲学者フィリパ・フットとその影響 小山エミ ◇「トローリー(トロッコ)問題」という思考実験◇ 今月三日、イギリス出身の倫理哲学者フィリパ・ルース・フットが九〇歳で亡くなった。あるとき「女性の哲学者はどうして少ないのか」というシンポジウムに参加してみたら、発表者が全員男性哲学者だった、というような冗談みたいな男性優位社会でもある哲学界において、二十世紀中盤におけるアリストテレス的な徳倫理の復権に大きく貢献した哲学者の一人であり、前世紀を代表する女性哲学者の一人として記憶されることになるだろう。 「あなたは路面電車の運転手で、時速六〇マイル(約九六キロメートル)で疾走している。前方を見ると、五人の作業員が工具を手に線路上に立っている。電車を止めようとするのだが、できない。ブレーキがきかないのだ。頭が真っ白になる。五人の作業

    sadamasato
    sadamasato 2010/10/19
    トロッコにひかれるのを延々待ち続ける作業員、死に至る病を確実に直す薬が何故か一錠しかない、謎の特殊な気体…こんな究極の選択は倫理学ではないというのが、アンソニー・ウェストンやハーバーマスの共通の回答。
  • SYNODOS JOURNAL : 日韓併合100年首相談話の背景と問題点 高原基彰

    2010/9/90:0 日韓併合100年首相談話の背景と問題点 高原基彰 少し前の話になるが、前回更新の直後、菅直人首相が韓国併合100年をふまえた談話を発表した。日国内では大して関心をもたれなかったが、韓国中国ではそれなりに話題を呼んだ。悪い方にである。韓国では、政府・与野党・民間団体のすべてが、ほぼ非難に等しい反応をみせた。彼らの多くが強調したのは、「韓国併合ニ関スル条約」が、そもそも無効な条約であったと言明しておらず、韓国人が納得する謝罪とはなっていない、という点だった。 もちろん各種の市民団体がもっとも先鋭的であり、条約の無効宣言に加え、個人補償の法制化、独島返還、慰安婦問題への明確な言及、「村山談話」以上の踏み込み、などなど、「これがないから納得できない」理由のリストは、無限につづくかのようである。 談話に一定の評価を与えたのは、ほぼ李明博大統領とその周辺だけだった。李大統領

    sadamasato
    sadamasato 2010/09/09
    植民地支配に対する責任をすっ飛ばして政治だけ語るとこうなる、という印象。倫理に対する政治の優越。かつて日本が植民地支配をし、現在も植民地支配に基づく差別が続いているという現状は考慮に入れられない。
  • Synodos blog / 芹沢一也 : 「今、なぜ、介護を考えることが必要なのか」 - livedoor Blog(ブログ)

    April 17, 200912:04 カテゴリ mail magazine synodos 「今、なぜ、介護を考えることが必要なのか」 こんにちは。芹沢です。 日はαシノドスのバックナンバーから、「介護」をめぐるレポートのご紹介です。 執筆者は、特別養護老人ホームの介護職員。 「現場」からの声を受け止めていただければと思います。 「今、なぜ、介護を考えることが必要なのか」M.K(特別養護老人ホーム・介護職員) αシノドス vol.22収録 □□はじめに□□ 現在、私は特別養護老人ホーム(以下、「特養」)でケアワーカー(介護職員)として働いている。特に昨年は、介護の現場で働きつつ、講演や各種審議会等を少なからずウォッチし、機会があれば、現場の立場から発言をしてきた。そうした中で、いま考えていることの一端を示し、議論に供したい。なお、ここで述べていることは、特養、それも新型(ユニット型)

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