さいたま地検は16日、道交法違反や窃盗罪などで罰金刑を言い渡されたが、支払わなかった未納者30人を労役場で働かせるなどして罰金を徴収したと発表した。 同地検によると、11月10~28日、電話や文書による督促に応じない未納者の自宅に出かけ、労役場に収容する対象となった57人(罰金額合計約1300万円)のうち30人に労働を科し、9人に罰金を納付させて徴収した。18人は不在などで徴収できなかった。 自動車運転過失傷害罪などで罰金60万円が確定した未納者が最も高額で、刑が確定した2006年9月からの長期間罰金を払っていない未納者もいた。 同地検の片山巌次席検事は「無視していればいずれ払わなくてもよくなると思っているような悪質なケースには厳しく対処する」と話している。
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