19世紀〜20世紀はじめの英国の女性の自衛に関する研究書、Emelyne Godfrey, Femininity, Crime and Self-Defence in Victorian Literature and Society: From Dagger-Fans to Suffragettes, Palgrave Macmillan, 2012(エメリン・ゴドフリィ『ヴィクトリア朝文学と社会における女性性、犯罪と自衛:刀扇子から女性参政権運動家まで』)を読んだ。 著者の前著はMasculinity, Crime and Self-Defence in Victorian Literature: Duelling with Dangerでその女性版ってことらしいのだが、この男性の自衛についての本は読んでない。女性版は主に1850年から1914年頃までの英文学(新聞・雑誌を含む)を主なテ