シェイクスピアの全37戯曲の完全上演に取り組んでいた蜷川幸雄の志を継ぎ、吉田鋼太郎が演出するシリーズ2本目の演目が『ヘンリー五世』に決まった。主演は、2013年に上演した『ヘンリー四世』で吉田が演じたフォルスタッフの親友、ハル王子を好演していた松坂桃李だ。このハル王子こそ、のちのヘンリー五世にあたるべき人物で、物語自体も『ヘンリー四世』で描かれた時代の数年後のエピソードということになる。再び松坂と舞台で共演すること、さらに溝端淳平、横田栄司、中河内雅貴、河内大和ら、今回のキャストに期待することなどを、演出家の目線から吉田に語ってもらった。 ーー今日はこのあとヴィジュアル撮影をされるということですが、公演がいよいよ動き出したという実感があるのではないでしょうか。 そうですね。もともと『ヘンリー五世』という芝居を、実は僕は一回しか観たことがなかったんです。それも僕が25歳の時イギリスで。ケネス
全国の高校生が集まって男女の差別がない「ジェンダーの平等」を実現するためには何が必要かを考える催しが東京都内で開かれ、男性が家事や育児を分担して女性の社会進出を後押しするアイデアなどを提言しました。 このうち愛知県立旭丘高校は、女性の管理職や総合職が少ないのは家事や育児の分担が女性に偏っているためだと指摘して、月に1度『家事の日』を作り、父親が家事を分担する姿を子どもの頃から見せるというアイデアを発表しました。また、東京の海城高校は男子校の視点から、ジェンダーの問題は女性から男性に訴えるよりも、男性どうしのほうが冷静に議論できるのではないかと指摘し、学校にジェンダーを考える場を作ることなどを提言しました。 高校生の提案に対して、UNWomen日本事務所の石川雅恵所長は「ジェンダー問題は女性の問題ではなく人権問題です。解決には男性の参加が不可欠です」などと応じていました。
今からちょうど100年前、1918年の11月12日にドイツで女性に参政権が導入され、1919年の選挙で初めて女性が参加した。(ドイツ連邦議会「欧州20カ国の女性参政権の導入年」リスト) アンネの日記』から明かされた「下ネタ」でアンネが伝えたかったこと 100周年を記念してこの9月、200年に渡る女性運動の歴史やレズビアンの歴史など、女性に関する50万にも上る膨大な歴史資料がデジタル化され公開された。独ターゲスシュピーゲル紙は「100年を超える女性運動の歴史が、クリックするだけで」と報じている。この試みはヨーロッパでも唯一無二のものだ。 「デジタルドイツ女性アーカイブ(DDF)」というもので、女性運動の歴史をもっと知ってもらい、身近に感じてもらえるようにとの目的で、誰もが簡単にアクセスできるように作られている。 ドイツだけでなくドイツ語圏のスイス、オーストリア、ルクセンブルク、イタリアの40
ルース・サンプル「リベラル・フェミニズム」 Sex from Plato to Paglia: A Philosophical Encyclopedia 作者: Alan Soble出版社/メーカー: Greenwood Press発売日: 2005メディア: ハードカバーこの商品を含むブログを見る Sex from Plato to Paglia「リベラル・フェミニズム」のゲリラ訳をやっておりました。辺境のブログだから人来ないでしょって思ったら北村先生にご紹介いただいたせいですんげえ流入あったので、明日には下げます下げました。*1 リベラル・フェミニズムの議論についての翻訳、おそらくけっこうレアなんですよね。何ってwikipediaのリベラル・フェミニズムの項目の脚注の少なさがやばい。 Twitter相互で読みたいーって人はDMください。原著とつき合わせてお願いします*2 想定外の事態だ
RADA、ラダ。 英国王立演劇学校すなわちロイヤル・アカデミー・オブ・ドラマチック・アートの頭文字である。 ラダ出身の俳優は英国でもトップクラス、ということは世界でもトップクラスの俳優である。 舞台は勿論、映画にテレビにラジオに声優にと実に幅広く活躍している。 それも、どの俳優もがすべてのジャンルをこなせるのである! これはすごい。 普通、舞台訓練を受けた俳優はカメラの前での演技が苦手なものだし、映像用の訓練を受けた者は舞台では何をしているのかわからないくらい演技が小さくなってしまったり、逆にがんばりすぎてただ大げさになってしまったりする。 ハリウッド映画のトップスターだって舞台に立つと酷評を浴びて挫折したりする。ところがラダ出身の俳優は、いやラダばかりではない、イギリスのトップレベルの演劇学校出身の俳優は、さもあたりまえのように舞台も映像もこなしてしまうのである。 なぜだ! この疑問を解
2018年10月18日、私はツィッターにて、以下のようなコメントをしました(コメントツリー形式になっていますので、クリックすればツリーの全体が読めます)。言及されるお店の(大学地下部室のような)アジール性を評価しつつ、それを他人に(とりわけ「女性」を「アホフェミ」などとラベリングして)振りかざす武器とするべきではない、という主張です。 新宿ベルクの反権威的なスタンスは応援してきたし、以前店長がツィートしていた「万引き犯」と思われるアカウントは、実はこちらにも絡んできたことがある。その上で、今回の騒動も最初から見ているが、ベルクを擁護はできない。乗っかって女性叩きをする人たちも自粛すべき。https://t.co/vIW7IcDWxW— 岡和田晃_新刊「ナイトランド・クォータリー」Vol.18 (@orionaveugle) October 18, 2018 こちらのツィート、および、それに
日本のポピュラー・カルチャーが描く女性 マンガ、アニメが描く女性の姿は、それ自体で自立している存在で、現実の女性の反映ではない、だから女性差別というのはおかしい――パリで漫画に関する国際学会が開催された際、総括討論で一部の参加者からこうした立場が表明された。 日本のポピュラー・カルチャーが海外で人気を博し、それが海外の若者への日本文化や社会への関心に結びついている現象は、文化による国際交流としては喜ばしいことであり、日本の「ソフト・パワー」として高く評価されている。 ただし、かわいらしさや未熟な少女らしさを特徴にした姿が海外で主流化するのは、日本女性を性的対象とみなす古い「ゲイシャ」イメージの焼き直しになりかねないのではないか。 私の疑問に、男性参加者はむしろ批判的であったが、終了後、パリ在住の日本の女性傍聴者から、私もアニメやマンガの女性像には常々違和感を抱いてきたので、同感であると言わ
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