欧米の企業と違い、“堅い”と思われていた日本企業や行政もようやくLGBTマーケットの重要性に着目し始めてきた。さて、多数派が慎重な中で、先鞭をつけ一歩先ゆくのは? ソフトバンクモバイル LGBTイベントも全社をあげてしっかりサポート。同性同士の“家族割”も認める国内ゲイフレンドリー企業の先駆けとして 白いカウンターで男ふたりが同じ住所が書かれた運転免許証を提示する。「はい。家族割ですね」と対応もスムーズだ。パートナーと同棲して12年の筆者が、初めて社会から特典を認められた奇跡の瞬間だった。ソフトバンクは家族割引サービス「ホワイト家族24」を2007年に開始。その後、LGBTイベントへの協賛などゲイフレンドリーな携帯キャリアとして定着した感がある。企画チームに伺った。 すべては家族割引きの概念から始まった 「ソフトバンクでは生活の実態をひとつの“家族”としてとらえようというのが基本に