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  • 英語話者=50数ヶ国語話者!? 幼少期から始めたい文学教育と、魅力あふれる世界の絵本

    この連載のタイトルは「ものがたりが開く世界への扉」ですが、ちょっと目を上に向けていただけるとサブタイトルが見えるかと思います。「子どものための英文学」となっていますね。一番最初の記事ではこんな風に書きました。 実は「英文学」というくくりには数多くの問題があるのですが、とりあえず、今の段階では「英語で書かれた」「主にイギリスの」文学、としておきましょう。堅苦しく考えることはなく、ピーター・ラビットも、不思議の国のアリスも、ハリー・ポッターも英文学の世界の住人です。 (引用元:StudyHackerこどもまなび☆ラボ|英語をただ学ぶだけでは身につかない? 英文学から得られる文化的な読解力「文化リテラシー」) ここで言っている「数多くの問題」について、今日は「英」の部分を取り上げて、少しだけ考えてみましょう。お父さんとお母さんが気付いているかどうかで、物語を読んだ後の子供への声がけが変わってくる

    英語話者=50数ヶ国語話者!? 幼少期から始めたい文学教育と、魅力あふれる世界の絵本
  • 自ら人生を切り拓く女の子の本、男の子に柔軟な生き方を示す本。ママだけでなく、パパとも一緒に楽しめる絵本。

    自ら人生を切り拓く女の子の、男の子に柔軟な生き方を示す。ママだけでなく、パパとも一緒に楽しめる絵。 吉野亜矢子 前回は、子ども向けの物語の中に根強く残る「ジェンダーバランス」の悪さについてお話しました。 そもそも、女性の登場人物が少ないこと。女性キャラクターの登場の仕方には、ある種のくせがあること——つまり、「良い子ちゃん」であったり「お姫様」「助け役」として出てくることはあっても、主人公や主人公と対等な悪役としてはあまり出てこないこと。 書店の棚をそのまま自宅に持ってきたときに、ジェンダーのバランスが取れているかというと、必ずしもそうではないということ。親の能動的な介入が必要だろうという話もしました。 子どもの棚のジェンダーバランスは「女の子を持つ親」に限られた問題ではなく、男の子の親にとっても意識しておくべき問題である、と考えています。 なぜ子ども向け物語のジェンダーバランス

    自ら人生を切り拓く女の子の本、男の子に柔軟な生き方を示す本。ママだけでなく、パパとも一緒に楽しめる絵本。
  • ペンケースも教科書もなし! 仮装に絵画、作話まで? イギリスの小学生の「体感する」物語の学び方

    筆箱は禁止、ノートは支給! ユニークなイギリスの小学校 イギリスでは、鉛筆やノート、定規などの、学校で絶対に使うものは、授業内で先生が配ってくれます。そして、授業で扱っている作業が終わると、さっさと回収されます。 そのため、学期末に子どものノートを開くと、落書きが全くありません。日で育った私の目には、とても新鮮に映ります。 筆箱は、実は上の子どもの小学校では「5~6年生になるまで持ち込み禁止」でした。最終2学年で許可されるのは「セカンダリースクール(中学校のようなもの)へ行く準備」なのだとか。 確かに筆記具が学校にあるのであれば、自分で持って行く必要はないのです(そして、筆箱の柄や、匂い付きの消しゴムなどに、子どもの気がそれることもなくなるわけです)。 も課題もレベル別! おやつの持ち込みはOK? ビスケットは、放課後のクラブ活動前のおやつです。アレルギー反応を起こす子どももいますから

    ペンケースも教科書もなし! 仮装に絵画、作話まで? イギリスの小学生の「体感する」物語の学び方
  • イギリスでは「演劇」を通して文学を学ぶ! 総合的な能力を伸ばす演劇教育と “共通通貨” シェークスピア

    イギリスでは「演劇」を通して文学を学ぶ! 総合的な能力を伸ばす演劇教育と “共通通貨” シェークスピア 吉野亜矢子 前回は簡単にシェークスピアが英語圏でどのような意味を持っているのかについてお話ししました。人気アニメ・ポケモンのセリフにも登場し、新聞の見出しにも使われるシェークスピア。そのブランド力は約6億ドルで、日のトップ企業をもしのぐほどということをご紹介しました。 このようにシェークスピアは、極めて強い影響力を持ち、ポピュラーカルチャーからジャーナリズムに至るまで、「英語を使う以上どこかでぶつからないでいるのが難しい」ような存在感を放っています。 日ではしばしば「役に立たない英語」の代名詞のように扱われることがあるのですが、「全く知らない」状態では、新聞や雑誌を読んでいても、思いがけないところでつまづくことになります。知っていて当然という前提で文章が書かれることが多いからです。

    イギリスでは「演劇」を通して文学を学ぶ! 総合的な能力を伸ばす演劇教育と “共通通貨” シェークスピア
  • ポケモンにも登場? 世界6,400万人の子どもが学ぶ、共通の教養基盤「シェークスピア」

    まだ東京に住んでいた頃、我が家の子どもは、アニメは「英語で見る限り」見放題でした。 日英語での子育てをしていると、子どもが成長するにつれ、日語がどんどん家庭内に入り込んできます。日々新しい経験をしては新しい言葉や概念を吸収している子どもが、覚えたばかりの言い回しを家庭内で試し始めるからです。家庭の中ではずっと英語を使っていましたが、外の世界はどっぷり日語ですし、小さな子どもに切り替えはなかなか難しいものです。 外で経験したことを経験した言葉で両親に話したい子どもの気持ちもわかりますし、できればそういった日語の成長は大切にしてあげたいのですが、困ったことに彼が生まれたのは英語ができないと祖父母と話すこともできない家庭環境です。夏休みにイトコといたずらをしたり、おじいちゃんやおばあちゃんと遊びに出かけたり、といった「普通の」子ども時代を過ごすには英語が使えることが必須です。 とはいえ

    ポケモンにも登場? 世界6,400万人の子どもが学ぶ、共通の教養基盤「シェークスピア」
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