磯邊順蔵さんの日記。三島由紀夫が自刃した「11月25日」の経緯が、左ページの中段あたりから1ページ半にわたり詳細につづられている=6月25日、東京都練馬区(酒巻俊介撮影) 昭和45年11月25日、作家の三島由紀夫=当時(45)=が東京・市谷の陸上自衛隊施設に立てこもって自刃した事件を巡り、現場で間近に居合わせた元隊員が当時の一部始終をつづった日記があることが分かった。現在は病床にある元隊員に代わり親族が産経新聞の取材に応じ、日記を初めて公開するとともに、本人から伝え聞いた生々しい描写を代弁。あの日、何が起きたのかを国民が思い返すきっかけにしてほしいと訴えた。 「11月25日 水曜日 晴」《11月25日 水曜日 晴》。陸上自衛隊市ケ谷駐屯地(東京都新宿区)にあった東部方面総監部で、益田兼利(ました・かねとし)総監の秘書的な役割を担う「業務室」勤務だった磯邊順蔵さん(85)。もともと筆まめな性
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