「なんでいまさらになってこんなことを語ったのか」といえば、単純に書店で大森望の帯にむかついたからです。そ、感情論感情論。そして、反応が強かったから、そこに到る経緯を説明するべきだと思いました。いや、ホントそれだけの理由なんですよ。 たしかにいまさらだとは思います。というか、故・SF氏のご存命中に、誰かが言うべきだった話で。 遡って考えてみれば、言った人はいました。そしてそれを確かに私は見ているんです。 ちょうど2000年頃の話でした。 資料3のような方向性から語り始めたのが、瀬名秀明(資料5)で、 資料4のような方向性から語り始めたのが、梅原克文(資料6)です(*1)。 そこに示されている問題点は、概ね資料3と資料4のモノの延長に過ぎません。 『(クズSF論争に関して…*2)ここ10年、20年で読まなければいけないSFリストというのが掲載されていて、僕(瀬名氏)が読んでいたのはそのうち2割