SIerの身分制度と収益構造が密接に結びついているから。 SIerの身分制度は言わずもがなで、経営陣>コンサルタント>SE >>プログラマ。 まず、収益構造からみてみる。 1つのプロジェクトに投入できる人数はコンサルタント<SE<<プログラマ。 つまり、プログラマの担当する製造の日数を契約時の工数で最大化すれば、 会社は儲かる。製造の人月を契約時の工数で最大化するためには単価の安い 平凡なプログラマを投入することで製造日数を多く見積もるのが一番、 その副次効果としてテストの日数も多く見積もれる。 この方法だと、プロジェクト単体から得られる利益がその規模に比例するよう にできるので、SIerにとっては都合が良い。 優秀なプログラマを育てると、少ない人数で製造でき、バグも少ないので、 製造に掛かる日数とテストに掛かる日数が激減し、プロジェクト単体から 得られる利益が減少する。 プロジェクト単体