ケニア・マリンディの裁判所で開かれたカルト教団の指導者ポール・マケンジー・ヌセンゲ被告の罪状認否手続を傍聴するロゼリン・アセナさん(2023年5月2日撮影)。(c)SIMON MAINA / AFP 【5月11日 AFP】ロゼリン・アセナさん(43)は、弟がケニアの新興宗教「グッドニュース・インターナショナル教会(Good News International Church)」に入信し酒を断ったとき、弟をアルコール中毒から救ってくれた教団の指導者に感謝の念を抱いた。 だが、20年後、弟が殺人容疑で逮捕され、教団の指導者ポール・マケンジー・ヌセンゲ(Paul Mackenzie Nthenge)被告の下で、自分の妻と下はまだ1歳だった5人の子どもを含む多数の信者を飢えさせるための見張りをしていたと非難されることになるとは想像もしていなかった。 ロゼリンさんは、テレビで手錠を掛けられた弟を見た