[ダッカ 6日 ロイター] - ミャンマーが、バングラデシュへ避難したイスラム教徒少数民族ロヒンギャが戻ってくるのを防ぐため、3日にわたり国境地帯で地雷の設置作業を行っているもようだ。バングラデシュの政府関係者2人が明らかにした。 同国は、国境近くでの地雷設置に対し、6日正式に抗議する意向だという。 ミャンマーでは8月25日、ロヒンギャ族の武装勢力が警察や軍の拠点を襲撃したことをきっかけに、軍による取り締まりが開始。少なくとも400人が死亡し、ロヒンギャ族の12万5000人が同国の西隣にあるバングラデシュへ脱出し、重大な人権問題になっている。 バングラデシュの関係筋は「ミャンマーは国境にある有刺鉄線が張り巡らされた柵に沿って地雷を設置している」と話した。主に写真証拠や通報者から情報をつかんだという。 関係筋は「わが国の軍部は、3―4つの集団が柵の近くで作業をし、何かを地面に埋めているのを目