「『SF』の表記はNGで」。これは、映画についてものを書く仕事をしていて、実際これまで何度も日本の外国映画を配給する会社から直接、または間接的に通達された注意事項だ。作品の解説に「SF」という言葉が入ると、映画のヒットにとって不可欠される女性層に敬遠されるからだという。なんとも女性をバカにした話だが、そのようなマーケティング主導のSF作品への冷遇は日本だけでなく、現在のハリウッドにも蔓延しているようだ。リドリー・スコット監督『エイリアン:コヴナント』(アメリカ5月公開)やドゥニ・ヴィルヌーヴ監督『ブレードランナー 2049』(アメリカ10月公開予定)のような巨匠の作品やシリーズ/リブートものにはGOサインは出ても、例えば『ブレードランナー 2049』と同じドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品の『メッセージ』(日本公開5月予定)のようなチャレンジングな単発SF作品は、現在のハリウッドのスタジオ・シス
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