いま一緒に働いている同僚が「考える時間軸を伸ばす」という言葉をよく使う。 「もう少し考える時間軸を長くしたいですね」とか「時間軸を長く考えてみると〜」とか。自分はこの言葉がとても好きで、最近の考え方にも影響している。この"考える時間軸"を伸ばすということについて、雑に考えをまとめておく。 考える時間軸が短いと、重要な問題が放置されたり解決策の意思決定の筋が悪くなったりする。 たとえば、腰を据えて取り組む必要のあるアーキテクチャ改善やシステムリプレイスをイメージしてみるとわかりやすいかもしれない。 1年以上かけて取り組む必要があるようなこういった課題が、明確に"放置する"という意思決定をされることなくぬるっと優先順位が下がって対応されないという経験をしたことはないだろうか。あるいは、根っこの解決の選択肢を最初から除外して今できる範囲で取り組める小手先のパッチワークを繰り返してしまったりとか。