■TURINGの取り組みレベル5に向けカメラとAIによる自動運転を実現TURINGは、自動運転レベル5に相当する完全自動運転の実現を目指している。走行する道路環境や場所などODD(運行設計領域)に縛られることなく、いつでもどこでも自動運転が可能な領域だ。 こうした自由な自動運転を実現するには、なるべく車両外部のシステムに依存しない自動運転システムが肝要になる。例えば、路車間連携システム(V2I)を利用する場合、交通インフラが整っていない場所では自動運転が不可能になるからだ。 それ故、同社は可能な限りAIの力で自律走行を可能にするシステムの開発に注力している。センサーが把握した車両外部の状況をAIが的確に認識・判断し、車両を制御する――というシンプルなシステムだ。 センサー類も、できるだけ人間の目の能力に近づけようとLiDARを使わず、カメラを主体としている。この辺りはいわゆる同社にとっての