総裁選の候補者として今度は石原伸晃の名前が浮上してきた。改革派が小池百合子の擁立ですんなり纏まらないのは、石原伸晃との調整が続いているからという見方がある。さらに、塩崎恭久まで出馬の構えを見せ始め、改革派から出たい候補者が多すぎて、首領の中川秀直が調整に苦慮しているというのが新聞記事を眺めた印象である。改革派は出たい人間ばかり多くて、支える人間がいない。改革派から二人も候補者が出たら、二人の政策に差がなく、討論は混乱して、視聴者に自民党を宣伝する効果的な「絵」にならない。改革継続の小池百合子と脱改革の麻生太郎が対立軸を演出してこそ、自民党の政策的多様性を視聴者国民に訴求し、総裁選のテレビ・プロモーションで自民党の支持率を上げる特効薬となる。昨夜(9/3)の両院議員総会の紛糾は、世代間の対立のように見えて、実際には改革派と脱改革派の権力闘争である。河野太郎も山本一太も筋金入りの新自由主義者で