2009年3月30日のブックマーク (2件)

  • ハロルド・ウィンター『人でなしの経済理論 トレードオフの経済学』(山形浩生訳) - Economics Lovers

    ご恵贈いただきました。どうもありがとうございます。 書は経済学の基的な観点である、人間行動のありかた(費用と便益のトレードオフ……つまり損と得の比較)に注目することで、経済学を理解していない人たちでも容易に、経済学の基礎的な観点とそれを応用した実に幅広い話題の理解につながることを示していて爽快なです。以前、僕のブログでもふれたことがありました(id:hicksianさんから教えてもらったのです)。それが山形さんのわかりやすい訳文となって日の幅広い人が読めることになったのはラッキーなことでしょう。 書は単に理論的な話で終わるものではなく、実践的な観点から現代社会のさまざまな論争に、この費用と便益のトレードオフをもとに切り込んでいきます。人命の価値の計測、臓器の交換をめぐる論争、著作や医薬品の権利をめぐる論争、喫煙をめぐる論争(書はこの喫煙をめぐる論争にかなりの紙数を割いています)

    ハロルド・ウィンター『人でなしの経済理論 トレードオフの経済学』(山形浩生訳) - Economics Lovers
    saka-san
    saka-san 2009/03/30
    人間行動のありかた(費用と便益のトレードオフ……つまり損と得の比較)に注目
  • ポール・サミュエルソン「大規模な財政出動が急務 GDP30%減少のリスクも」 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    一足早く読んでる『週刊東洋経済』。今週は春らしく経済学超入門として現場のエコノミスト(しかし現場の、というのも考えてみれば変な修辞ですな)の経済のかんどころを解説する記事が続く中で、御大ポール・サミュエルソンの激白*1。 要点を書くと 1 今回の不況は30年代の大恐慌なみ 2 バンクホリデーなどの銀行統制は恐慌脱出に効果なし 3 大型の財政出動が効果があるが、ただし現在の経済は不透明度がある(1.過剰なレバレッジを支えた金融工学の発展、2.野放しの企業ガバナンス)。野放しの企業ガバナンスこそ今回の不況の原因。 4 バーナンキの年内回復シナリオではなく、2〜3年回復に時間がかかり、しかもGDP30%減少のリスクある。失業率は11〜12% 5 大恐慌の教訓はルーズベルトの財政政策が効果があったことであり、もっと大規模にやれば景気回復はより早かっただろう。共和党側のルーズベルトが大恐慌からの回復

    ポール・サミュエルソン「大規模な財政出動が急務 GDP30%減少のリスクも」 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
    saka-san
    saka-san 2009/03/30
    サミュエルソンの経済対策に関する考え方。現政権の経済政策には賛成の立場だが、財政支出はもっと大規模に長期間行うべき。30年代の恐慌の理解で、バーナンキやマンキューと異なる点もある