児童や生徒らへのわいせつ行為などで懲戒免職となった教員の処分歴について、文部科学省は教育委員会などが閲覧できる期間を現行の3年から40年に大幅に延長することを明らかにしました。 現在、懲戒免職で免許が失効となった教員は、その後、3年間は再取得ができず、処分が官報に掲載されます。 文科省は、これらの情報について閲覧できるシステムを教員の採用を行う教育委員会などに提供していますが、検索可能な情報の期間を現行の3年から40年に大幅に延長することを明らかにしました。今年11月から過去5年分の情報を、来年2月中には過去40年分の情報を閲覧できるようにするということです。 ただ、処分の理由がわいせつ行為によるものかどうかは明記されていないため、文科省は「この情報をきっかけに十分な確認をとるなどし、採用選考に活用して欲しい」としています。(15日14:38)