僕は、見てしまった。あの子の脚を、あの子の脚は、白く、女部屋の暖かい照明に照らされ、オレンジがかっていた。 僕は、朝食を終えた後、カウンチュドさんと僕が泊まった部屋に戻って、ベッドで横になっていた。男部屋は昨日の騒ぎが嘘のようにしんとしていた。僕は、ベットは、僕を優しく包んでくれていた。白いシーツの上で横になった僕は、天井を見ながら、昨日の事を思い出していた。 昨日、アスミちゃんは僕のためにあんな恰好をしてくれたのだ。 あのアスミちゃんが、勇気を出して、その時の事を想い出すと顔も耳も熱くなった。僕がかけている眼鏡のフレームだけが、冷くひんやりしていた。 はっきりと見たわけではないがとても綺麗だった。本当は、カウンチュドさんのようにまじまじと見たいという気持ちもあった。しかし、僕の心にある気持ち、見てはいけないという気持ちが、僕の心に少しだけ、ブレーキをかけたのだ。 僕だって、思いっきり、見