今、近所のカフェでこの文章を書いている。別に流されやすい二十代じゃないので、意識が高いというのを書きたいのではない。日常的な作業が煮詰まることは誰にでもあることだろう。そんなとき、私はカフェに行って作業をする。カフェといっても、特別な場所に行くわけではない。市内には有名なカメラマンが書斎がわりに使っていたというカフェや、スポーツ選手の兄弟が経営しているレストランなどがあるが、どうもそういうのは敷居が高い。この文章を、iPadで書いている。なかのpagesで書いているのだが、確かに見た目がwordより綺麗な気がする。近くでは主婦が自分の子どもがいかに勉強しないかを話している。そりゃあんたらの子どもだもんと言いたい。前の席はなかなかのイケメン高校生だ。ココアを注文した後、勉強をしているはずだ。今、横をサラリーマンらしい男が通り過ぎ店をあとにした。首から定期券入れらしいものを提げていた。あまり書