ベルリン(CNN) 欧州に広がる腸管出血性大腸菌は、ドイツの農場で栽培されたモヤシが感染源との可能性が指摘されている。独北部ニーダーザクセン州の農業省が5日、明らかにした。 同農業省によると、州内の農場と大腸菌感染との「直接的な関連」が明らかになった。この農場はすでに閉鎖され、生産品は回収されたという。 当局によれば、農場から大腸菌は検出されなかった。発生から時間がたちすぎたためとみられる。ただ、感染経路とされる飲食店数カ所は、この農場からモヤシを仕入れていた。また農場の従業員が重症の下痢を訴え、このうち少なくとも1人は大腸菌感染と判明した。 大腸菌感染による死者は5日までにドイツで21人、スウェーデンで1人の計22人に達した。スウェーデンの患者もドイツを訪れた後発症した。独当局者らは、感染がピークを越したかどうかはまだ分からないとしている。 欧州疾病対策センター(ECDC)によると、ドイ