2015年4月27日のブックマーク (2件)

  • 水からトリチウムを室温下で効率よく分離できる吸収剤の開発に成功 -原発汚染水処理、先端創薬合成、高信頼性細胞培養液への応用に期待-

    2011年の原発事故から4年が経ちますが、増え続ける放射性汚染水への対策は決して充分ではありません。特に、トリチウムの処理技術に関しては、今後数十年以上もかかるといわれる事故処理において、汚染水の継続的な発生が予想され、新規な技術開発が早急に望まれます。核融合炉の研究過程において、高度で多様なトリチウムの分離手法が存在します。それらの技術を活かすための前処理として、研究成果が役立つことを願ってやみません。 概要 環境中でトリチウム(T)は、水分子(H 2 O)の同位体異性体(isotopic isomer)として主に存在しています。特に、大量のH 2 Oの中に微量の同位体異性体が混入した場合、それらの水分子を分離することは極めて困難です。これは同位体異性体およびH 2 Oの水分子として性質が極めて類似していることに起因します。また、水に含まれるTの放射能濃度が1リットル当たり数百万ベクレ

    水からトリチウムを室温下で効率よく分離できる吸収剤の開発に成功 -原発汚染水処理、先端創薬合成、高信頼性細胞培養液への応用に期待-
  • 汚染水問題解決にコレだ! 京大発のベンチャー企業が新素材開発 放射線物資を除去の新材料開発

    京都大発の化学薬品ベンチャー企業「フォワードサイエンスラボラトリ」(大分市)は22日、水に混ざった放射性物質のトリチウムを除去できる新材料を開発したと発表した。将来的に東京電力福島第1原発の汚染水問題で活用できる可能性もあるという。 同社の古屋仲(こやなか)秀樹代表らの研究チームは、特殊な結晶構造の酸化マンガンに水素イオンを吸収させた上でトリチウム汚染水に接触させると、トリチウムが分解されて結晶に吸収される現象を発見。この処理で汚染水のトリチウム濃度は約30%低下した。 従来、大量の水に混ざったトリチウムを常温で分離するのは困難だった。 また、酸化マンガンからトリチウムを分離することも容易で、吸収剤として再利用できる。同社は今後、さらに効果などの検証を進めるという。 古屋仲代表は「この技術を使えば、安価に効率よく常温で汚染水からトリチウムを除去できる。福島の汚染水問題の解決に貢献したい」と

    汚染水問題解決にコレだ! 京大発のベンチャー企業が新素材開発 放射線物資を除去の新材料開発
    sakisakagauri
    sakisakagauri 2015/04/27
    元の発表を読まないとわからない記事。/汚染水に結晶を接触させるとトリチウムがとりこまれた水分子が分解され、そのトリチウムが結晶に吸収される現象が発見されたという話。