シンプア結婚の証明書(明朝・1588年) シンプア(台湾語 新婦仔)、あるいはトンヤンシー(中国語: 童養媳)は、中国や台湾で古くに行われた婚姻様式。男女ともに幼児のうちに将来結婚する相手が決められ、幼女を婿になる男児の家庭が買い取って養育し、成人後に買い取った家庭の息子と正式に婚姻させるという制度である。 名称[編集] 台湾語、潮州語を含む閩南語では「嫁」のことを「新婦」といい、これに小さいことを意味する接尾語の「仔」を付けて、将来嫁とする幼女を「新婦仔」(シンプア、シンプーアー)と称する。同様の構成で、福州語では「新婦囡」(シームーヤン)、広東語では「新抱仔」(サンポウザイ)、客家語では「新婢子」(シンピーズ)と呼ぶ。上海語では養うという動詞を伴って「養新婦」(イアシンブ)と呼ぶ[1]。官話方言では嫁を「媳婦」というので、幼少の頃から育てる嫁という意味で「童養媳」(トンヤンシー)といい