パレスチナ自治区ガザ南部ラファで、食料の配給を待つ人々(2023年12月23日撮影)。(c)MAHMUD HAMS / AFP 【12月24日 AFP】パレスチナ自治区ガザ(Gaza Strip)南部のラファ(Rafah)で避難民のための食料配給に連日、ボランティアとして参加するバクル・ナジさん(28)は、子どもたちの胃袋を満たすには量が足りないことが分かった瞬間に、毎回、やるせない気持ちになる。 ラファの食料配給所で取材に応じたナジさんは、わずかな食料を求め、無数の人が列をつくると話す。自身もガザ市の自宅から逃れてきた避難民だが、同じ境遇にある人々のために、炊き出しのボランティアをしている。 AFPに対し、「一番つらいのは、食料を配る時だ」と述べ、「食べ物が尽き、子どもたちに『おなかがすいた』『もうないの』と言われると、とても心苦しくなる」と説明した。 そのような状況に直面すると、ボラン