全国の航空自衛隊員が使用する業務システムが昨年12月に刷新されて以降、ネットワークの接続不良や頻繁なフリーズなどの不具合が断続的に発生し、業務に支障が出ていることが、防衛省関係者への取材で判明した。空自は毎日新聞の取材に不具合の発生を認め、早期解消に向けて航空幕僚監部を中心としたフォローアップチームを発足させたことを明らかにした。 不具合が起きているのは「航空自衛隊クラウドシステム」。全国約4万人超の隊員がネットワークを通じて各種文書の作成やデータの保存、メールのやり取り、オンライン会議の開催など、さまざまな日常業務に活用している。