人生で つまづいたら その数と同じだけ 立ち上がれ 昨日までの婚姻生活に終止符 昨日までの勤め人生活にピリオド 流す涙に決別し 眠れぬ夜に「さようなら」 昨日までの自分に別れを告げ 立ち上がり 新しい自分を探す 踏み出す一歩の先にある 「あなた」の未来に 幸多かれと願う
初恋には味があり その味は ひとそれぞれ異なる たとえば カルピス味の人もいれば ビーターチョコ味や ブラックコーヒー味の方もいる 初恋を 誰にも告げず 胸に秘める 初恋を 友だちにだけ そっと教える 初恋を 告白して 予想通り撃沈する 初恋を 告白して 相思相愛を知る 世の中には 初恋のひとが 今の連れ合いで・・・ という方もまれにいらっしゃるが 多くは 儚く散る あと2カ月もすれば 卒業、異動、転勤・・・ 別れの春が来る 思うに 「つまらない人生」とは 「あの時 ああすればよかった」 「あの時 やっておけばよかった」 と後悔すること 後悔するのは そこに愛があったから 涙ほど乾くのが早いものはない
迷子になるのは 「子どもの特権」ではなく 「おとな」だって 迷子になることが しばしばある 仕事で壁にぶつかって悩んだり 家庭のゴタゴタで心を傷めたり 友人との距離の取り方が 思うようにできなかったり 大人のイジメに遭ったり 突然の訃報に接したり・・・ 時のはざまで 「ひと」は時どき 進む道がわからなくなり 迷子になる 時のはざまで迷子になって 立ち止まつて振り返り この先どちらに進もうか 思い悩みながら歩む 平坦な道を選んだつもりが 山につきあたり 河に遮られ アッチに行き ソッチに向かい 来た道をコッチに戻ったり・・・ でも 砂時計の砂が落ちるのを 止めることができないように 時の刻みは戻せない 若い時は 人生は長く感じるが 老いると 案外と短く思えるものだ ムズカシク考えるのは止めた 紙ヒコーキを飛ばすように 気楽に行こうと思う
作家の池波正太郎さんは 勤め人をしていた頃 「他人が休みの日に働くのが好きだった」というが 私も同類なので その気持ちがよくわかる 学生時代に 某百貨店でアルバイトをしていたことがある 田舎者なので 自宅から駅までは自動車で通っていた 金曜日や土曜日の夜とは異なり 翌日の仕事に備えて 早めに帰宅する人が多い日曜日や連休最終日は どことなく 家々の灯が暖かく感じられて 帰宅途上に車窓から見る そんな夜景が好きだった 転職してからは 土日祝祭日は副業をしている 一年前 休日の明け方の街は 「お出掛け」を楽しむマイカーで混雑して 休みの最終日は 今も昔と変わらず 翌日の仕事に備えて 早めの帰宅渋滞していた 一日も早く そんな平凡な日常が戻ることを願う
今では駅が作られ ニュータウンが出来て たくさんの店舗もでき 人が増えたが 幼い頃は 駅なんてない 小さな田舎町だったので 近所にケーキ屋なんて無かった だから 毎年クリスマス近くの土曜日になると 近隣の都市に住んでいた バツイチ独身の伯母が 土曜日の半ドン仕事を終えると 駅前の不二家で バタークリームのケーキを買って 路線バスに約1時間揺られ来てくれた 12月の灯りの下で 「クイズダービー」を観ながら みんなで夕飯を囲んで 「8時だよ全員集合」で ゲラゲラ笑いながら ケーキを食って 「Gメン75」の丹波哲郎に 時どき目をやりながら トランプして 番組が終わると 順番に風呂に入って 寝た 翌日の午後 伯母は再び約一時間のバスに揺られ 帰って行った 帰り間際に 「少し早いけれども」と云って お年玉をもらった 伯母は 私が社会人になって 数年目の春に ガンで逝った たくさんの人が「やさしく」な
勤め人をしていた頃 10歳年上の男性先輩Aさんがいた Aさんは 髪をポマードで整え 七三分けにして 分厚いレンズの黒縁メガネをかけていたので パッと見は 朴訥(ぼくとつ)な インテリジェンスな印象で 実際のところ 滑舌が悪く 会話をしていると 聞き取り難い だから Aさんは寡黙であった Aさんの趣味は競馬で あと異性が好きで 年齢容姿を問わず 好みの対象としていた Aさんの休日は 趣味を謳歌する日で 昼間は 給与を投じて競馬場に通い 夜は さらに蓄財まで投じて ネオン輝く街の風俗店へ通い 異性に関する諸知識の習得に 手取り足取り ついでに 腰まで取って励んだ 結果 副産物として 地域の泌尿器科の実情に関して 豊富な知識を得た Aさんは 夜のお店ではモテモテだった しかしながら 残念なことに 私生活では Aさんが 何回告白にチャレンジしても 異性からの良い返事はなかった そこで 親類縁者 先
孤独に 負けるな 悪天候に 負けるな コロナに 負けるな 心の内に 闘志を燃やせ でも 時には 逃げるが勝ちも 人生にはある
転職し 取引先を開拓するため 某社を初訪した際 応接室で 出されたお茶を飲んだら 応対していた総務のおエラさんが 「出されても飲まないのがマナーって 習ったことないのか?」とお怒りになった そこへ コンコンとノックがして 社長が入室して来た 社長が着席すると 待ち構えていたように 総務のおエラさんは 「出されたお茶を飲むマナー知らずだ」 (真夏だったので、ネクタイはしていたが半袖ワイシャツだったので) 「上着を着ていない」等 私への文句を云い始めた それを聞きながら 仕事とは云え これから先ずーっと こんなネチネチ野郎に頭下げ続けるのは ぜーったい嫌だと私は思い ワイシャツの第一ボタンを外し ネクタイをゆるめ 総務のおエラさんの話を遮るため 「おい 〇〇」と 二代目社長の名前を呼び捨てにした 「お前んとのこ会社は 重箱の隅を楊枝でほじくるような ネチネチした金〇マの小さいのが 総務を仕切っ
Bさんは 小学校就学前に 病気で母親を亡くし 3歳年上の兄と 長距離ドライバーの父親と暮らしていた 父親は 妻を亡くした後 幼い子供たちのことを考え 会社に相談し 外泊勤務の無い部署へ異動した とはいえ 父親は 毎日午前3時頃には出勤し 食事は 栄養バランスよりも 腹を満たすことが優先され パン レトルト 冷凍品等が増えた 父親の仕事は 祝日祭日も仕事で 休みは日曜日のみだった だから 翌日が休みの土曜日だけは いつもより少し早く帰って来た そして 兄とBさんを連れて 自宅アパートの近くにある居酒屋で 普段は控えているお酒を 少しだけ飲んで 子どもたちには 肉や魚など好きなメニューを頼ませ 野菜料理も頼んで ささやかな夕餉を楽しんだ 頭の回転がよい兄は 父親の懐具合を察し 控え目に注文して そんな兄の 心遣いを感じていたBさんも 父親や兄が頼んだメニューを 少しづつ つまむだけにした 父親
拝読しているブログには 美味しくて 栄養バランスのよい 朝食 昼食 おやつ 夕食 夕食後のデザート等 の 文章や画像がたくさんある コロナ禍で 職場のランチタイムの風景は変わった 自分の机上に昼食を広げて 無言で食べる 内勤の(主に女性)方は 弁当持参派が多く 外回りする方の中にも 愛妻弁当派がいる 愛妻弁当派は もっぱら外出先の 営業車内で食べることが多い が 時々 事務所の机上で食べている 他人様の弁当をのぞく趣味は無い でも 多少は視界に入ってしまう 異動で 隣席にきた彼は 通勤時間帯だと 順調でも 片道90分はかかる距離を マイカー通勤している そのため 渋滞に引っかからぬよう 早めに自宅を出発している だから 弁当を作る 彼のご家族は 早起きしているのだろう 彼の弁当には ミカン バナナ ゼリー プリン ヨーグルトドリンク 野菜ジュース 小さな饅頭等 日替わりデザートがついている
その人にとっては 何気ない些細な言葉が まるで魚の小骨が喉に刺さるように 心のかたすみ引っ掛かかり なかなか取れないことがある 刺さった何かが 仮に取れても ふとしたことがきっかけで 何かの拍子に心の扉を叩かれ 忘れかけていた痛みと 苦い記憶と苛立つ感情が 鮮やかによみがえることがある 夢を追いかけて 近道して 他人を真似て抜け道して つまづいた 振り返り 通りし道を見直して “”人生は急がば回れ“”と思った 今日もまた 意味不明の雑文でスミマセン
ココロには硬い部分と やわらかい場所がある 固い部分は 例えるなら「信条」や「信念」で 第三者から批判や反対意見があっても 揺らぐことは無い やわらかい場所は 例えるなら 夏の海辺で作る「砂の城」で 一見頑丈そうに見えて 打ち寄せる波の一撃で砕けてしまう 数年前 親類の結婚式に出席した 披露宴の円卓は 親類縁者で囲んだ 焼き立てのパンが 運ばれてきた時 隣席の年配者が一口食べて 「美味しい」とつぶやくと その円卓を担当している給仕の方を手招きした 「自宅で留守番をしている家内がパン好きで この美味しいパンを食べさせてあげたいから 2~3個 土産用に包んで欲しい」と告げた 同じ円卓を囲んでいた親類は 「近所にパン屋があるだろう ミットモナイことすんな」と云い 年配者をたしなめた その時 ワタシのココロのやわらかい場所は 子どもの頃の記憶にギュッと鷲掴みにされ 締め付けられた 子どもの頃 商い
芸術の秋なので 千葉県にある「ホキ美術館」を 超---簡単にご紹介します 千葉県千葉市緑区の 住宅街の端っこで 「昭和の森」に隣接するところにある 写実絵画専門美術館です 「えっ? これ写真でしょ???」 「絵なの!」と思いたくなるハズです(たぶん) 私個人の意見ですが 交通機関のご利用は 自家用車がベストだと思います www.hoki-museum.jp
約35年ほど前の 下宿生活をしていた当時 テレビは部屋に無く 代りにラジオを聴いていた 夏の湿った空気が 秋の乾いたそれに変わり 朝晩はヒンヤリした空気に 包まれる頃 終電が走り過ぎると 秋の虫の合唱が 年季の入った建物の 窓枠の小さな隙間から 聞こえて来て ついでに 涼しい風も進入してきた 人生にも いつの間にか 「すきま風」が 吹き始める時がある 今よりも もっともっと未熟な私は サークル活動等で 青春を謳歌している同じ学生をみると ウラヤマシク思え 妬ましくもあり 自分とは違う世界の人達だと 考えるようにして いら立つ気持ちを押し殺して 孤独感を抱いていた 暖かい飲み物が欲しくなり お湯を沸かし インスタントコーヒーを 入れようとしたら コーヒー粉末が 湿気って変色していた 自動車メーカーがスポンサーの 深夜ラジオ番組が終わり しばらくすると 朝刊を配る バイクの音が聞こえて来た 鳥
気持が凹んで 萎えて 心が複雑骨折し 「生まれてこなければよかったのに・・・」と 心がつぶやいている君へ 生きていく道の途中には 誰にでも等しく そんな時が訪れ 何をしても上手くいかない時もある 抱えきれない荷物は 無理せず肩から降ろそう 身軽になって 新しい一歩を踏み出せばいい だから 死んじゃあ いけねえよ ダイアナ・ロス If We Hold On Together 日本語訳
玄関が開いたような気がして 廊下を音を立てずに 小走りで迫りくるモノの気配を感じた 「来た」と思い 起き上がろうとした と同時に部屋のドアが開き 「ここにいたのか!」 と聞こえ 金縛りにあった そいつは 寝ている私に馬乗りになり 顔を私の耳元に近づけて 「二度と邪魔をするな」と云いながら 首を絞めた 息が出来ず「くっ・・・苦しい・・・」 必死で抗おうとするが 身体が動かない 目は開くことが出来たので チラッと ヤツの顔を見た次の瞬間 気を失った どのくらいの時間が経過したのだろうか? 「はっ」と気が付き 飛び起きた 時計を見ると 5時を少し回っていた 恐怖と興奮で身体が震えていた 深呼吸を数回繰り返し 起き上がると 雨戸や窓を開けて 朝の空気を部屋に入れた 洗顔してから 鏡をみた 首には絞められたアザが薄っすら残っていた あれは夢ではなく 現実だったんだと思うと 鳥肌が立った 非常識な時間
コロナ禍で 例年よりも交通量は減少したが 大型商業施設付近では 渋滞していた 交差点を曲がり 抜け道へと進む 新興住宅地を過ぎると 田圃が広がる つい先日まで 緑一色だった稲は 黄色味を帯びて 稲穂が垂れ 微風に揺れていた 見渡す限り田圃が広がる 農免道路の真ん中に車を停め 窓を開けた 見上げれば 入道雲は遠くになり 耳をすませば チッチゼミの鳴き声が聞こえた 少しだけ 秋の気配がした
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