石井正弘知事は15日会見し、県有施設の駐車場有料化を9月から実施する方針を明らかにした。県庁など5施設の駐車場有料化により、石井知事は「1億円程度の歳入増が見込める」としている。 有料化対象は、県庁(北区)▽県立図書館(同)▽岡山空港(同)=ターミナルビル直近の第1駐車場のみ▽県総合グラウンド(同)▽岡山後楽園(同)--の5施設。岡山空港と後楽園については、国など関連機関との協議の都合上、実施時期は未定という。有料化案では後楽園が1時間100円。他の4施設は最初の1時間が無料。以降1時間100円を課金する。 石井知事はまた、県の公共事業で人件費など事務費の一部を市町村が担う「市町村負担金」の一部を来年度から全廃する方針を打ち出した。国直轄事業の地方負担分のうち維持管理費が原則廃止されることを受けた措置。一部事業は市町村への移管を検討し、残る負担金についても見直す。【石戸諭】