「学校裏サイト」など小中学生がケータイでアクセスする「有害コンテンツ」が問題化するなか、「子どもにはケータイを持たせるな」という声が大きくなりつつある。特に、政府の教育再生懇談会が「ケータイ禁止提言」を中間報告書に盛り込む方針を決め、禁止への流れが加速する可能性もでてきた。その一方で、専門家からは「これまでは『ケータイを持たせた上でどう使うか』の検討が進んできたはず」と、提言の唐突、拙速さを指摘する声もあがっている。 「ロクなことがない。悪い大人に利用されるだけだ」 内閣府が07年3月に行った調査によると、ケータイやPHS経由でインターネットに接続しているのは、小学生の27.0%、中学生の56.3%、高校生の95.5%。高校生はもちろん、小中学生でも多くがケータイ経由でネット接続を行っていることがわかる。 これにともなって、小中学生がネットを舞台にした犯罪に巻き込まれるという「負の側面」も
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