第二の質問 「きのうの経典(スートラ)のなかで、仏陀は言っています。 『菩薩の乗物で旅立った者は 私は全存在を涅槃(ニルヴァーナ)へ導かなければならない 何ひとつ あとに残さないあの涅槃(ニルヴァーナ)の境地へ・・・』 という決意を しなければならない。 バグワン、この『何ひとつあとに残さない涅槃の境地』とは 何ですか ? 」 仏陀は 二種類のニルヴァーナについて 語っている その ひとつを彼は、基体あるニルヴァーナ(有余依涅槃)と 呼ぶ 樹は消えた 欲望という樹はーーー 群葉、葉、花、果実、あらゆるものが 消えた だが根は 依然として 地下にある、暗い土の中に 隠されている 外側からは 樹は取り除かれているが、樹は 依然として再生する力を 持っている その基体は 依然として そこにある 種は まだ焼き尽くされては いない これを 彼は 基体あるニルヴァーナと 呼ぶ これは パタンジャリが