米カルフォルニア州フェニックスから飛び立った太陽光発電飛行機が約1700キロ離れたダラスに到達。太陽光による最長飛行記録を更新した。記録はそれだけではなかった。さらに、ダラスから向かったのはワシントンD.C.。無事着陸したソーラー・プレーンは26時間で北アメリカ横断を成功させた。 多くの先端技術が成功の背景にある。非常に効率の良い太陽光パネル、夜飛び続けることを可能にしたリチウムポリマー電池、これらの搭載を可能にした飛行機の巨大な翼幅の設計。太陽光パネルは昼間の発電中に飛行機の動力を供給するだけでなく、バッテリーを充電する十分な能力を備える。そうして蓄えた電力で夜間飛行が可能になった。さらに設計にはニューカーボンファイバー・ハニカムを取り入れた。電池やパネルといった機器を装着するために機体の翼を大きくしても、強度が十分で光を多く浴びる構造となった。 コードネーム「HB-SIA」が無着陸でア