仮想マシンやアプリケーションをサービスとして提供するパブリッククラウド。一般に、「使いたいときに、すぐに使える」「コストが下がる」「運用から解放される」といったメリットがあるといわれている。しかし、こうしたメリットをうのみにしてはいけない。実際に導入する際には、必ずしも望んだメリットを得られない。 1番目の「使いたいときに、すぐに使える」というメリットは一面では真実である。Google App EngineやWindows Azure Platform、Amazon EC2/S3では、数分~数十分でシステム基盤を入手できる。米Salesforce.comのCRM(顧客関係管理)サービスに代表されるSaaS(Software as a Service)では、パッケージソフトを利用するよりも大幅に導入期間を短縮できる。しかし「求めるシステムをすぐに使える」と勘違いすると失敗する。 Google
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