新型コロナウイルスのワクチンを接種した女性のおよそ半数で、脇の下のリンパ節が腫れる副反応があったことが聖路加国際病院の研究チームの調査でわかり、接種後に乳がん検診を受ける場合は、間隔をあけることなどを呼びかけています。 乳腺外科の喜多久美子医師らの研究チームは、今年5月、ファイザー製のワクチンを2回接種した23歳から63歳の健康な女性135人を対象に、定期的に脇の下の超音波検査をしました。 接種後1か月半の検査では、ほぼ半数の67人に接種した側のリンパ節に腫れがみられ、接種後2か月が経過した時点では40パーセントで腫れが確認され、3か月では、6パーセントで若干の腫れが残っていたということです。腫れが収まる期間は、平均2か月半だったということです。 研究をおこなった喜多医師は、「ワクチンによってリンパ節が腫れるのは、一時的な免疫反応によるもので、時間がたつと腫れは収まるため心配する必要はない