北海道旭川市で3月、中学2年広瀬爽彩さん(14)が凍死しているのが見つかり、背景にいじめがあった疑いがある問題で、広瀬さんの死体検案書の「死亡の原因」欄に、当時かかっていなかった精神疾患の病名が記入されていたことが20日、関係者への取材で分かった。服用していた薬から推測した誤った病名を道警が医師に伝えたとみられる。遺族の指摘を受け、後に訂正された。 厚生労働省は死体検案書に客観的事実の正確な記入を求めている。厚労省の担当者は一般論として「警察が言ったから(そのまま)書くということは想定されておらず、不適切と言わざるを得ない」と指摘した。