ブックマーク / tomohiro358.hatenablog.com (534)

  • 脳が老いない秘訣ってなんだ? - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    老いるってなんだ? 女性に対して男性はあまり老いに対する対策をしません それでも同じ還暦でも見た目がけっこう違います 以前スーパーエイジャーという80歳でも素晴らしい頭脳の冴えと若々しい身体能力をもつ高齢者は何をしているか?というブログを書きました tomohiro358.hatenablog.com 今回はこれから老いが始まりだすX世代にスポットを当ててみたいと思います X世代は1965年~1980年生まれの人たちであり、年齢的には40代中半から50代後半を迎える方が該当し、いわゆる働き盛りで企業では重要な管理職についてる人や、ノウハウの詰まったスペシャリストも多いでしょう 男性の場合、見た目の老いも気になりますが、思考力や感情が老いるのが怖いです 技術も考え方も、社会常識もどんどん変化していきますから 「俺って変化について行ってるのかな?」 とふと不安になる人も多いと思います 管理職に

    脳が老いない秘訣ってなんだ? - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • 墓じまい - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    石屋さんのボヤキ 墓じまいを考えている親戚に頼まれて近所の石屋さんに行ったとき「最近は墓石が全く売れずに、墓石の撤去の依頼ばかりだ!」とぼやいていました 2040年には寺院の4割が消滅すると言われています お寺の檀家離れも進み、経営難に陥る寺社も増えているそうです 日は無宗教の国とも言われてますが、仏教と神道を根底に生きている人は多いです 正月には8000万人が初詣に出かけ、お盆には民族大移動的にお墓のある実家に帰省します もともと日人は特定の寺院の檀家となり、葬儀や墓地の管理を依頼してきました 昨今は檀家関係を結ばない人が増え、檀家からのお布施をあてにしていた寺院の経営が大きく揺らいでいます 日のお寺は大幅消滅の危機に瀕しているようです お寺はどうなっていくのか 人口減少に追い打ちをかけるように未婚化が進み、男性の半分は生涯未婚になると予測されてます 晩婚化も昔のように兄弟の多い家

    墓じまい - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • 新入社員がすぐ辞めちゃう - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    すぐに人が辞める 前回Z世代の扱いずらさを述べましたが、とにかく社から送られてくるのは「Z世代を定着化・育成・戦力化」などの内容が多いです 「Z世代に対してX世代以上が注意すべき点」のような内容もしばしば発信されてきます 私の席の周りはX世代が多いので「Z世代は貴重品」「X世代は視野に入ってない」と感じることが多く「ZZZってうるさいね!まるでZがスマホでXがガラケーみたいに言い方だ」という人もいます X世代は平成入社でも上司はバリバリの昭和入社が多く、モーレツ世代に鍛えられているので今の時代に合わない思考や習性も残ってたりします 地元に戻り、リゾート部門の採用に配属されましたがあまりの定着率の低さに戸惑います 採用責任者を過去例を見ないくらい重要視してくれ、期待してくれるので最初のうちは非常にいい気分でしたが『離職率が高い=万年人手不足』で採用業務は命綱のように見ているとわかります 今

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  • Z世代は扱いずらい? - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    管理職の1/3は扱いずらいと感じている 「Z世代に合わせた教育・研修」 「Z世代に合わせた採用」 社内ではZ世代に標準を絞った考え方が多いです この世代が10年後・20年後に社内の中心になることを考えれば『未来を担う社の宝』というのはよくわかります 労働人口の多くを占めるX世代と違い、とにかく数が少ないZ世代は新卒での確保に躍起になっている企業は多いです 日では少ないZ世代ですが、海外ではZ世代の嗜好がマーケティングの中心です 真剣にZ世代を採用・育成・戦力化しようとしている組織では「それはZ世代に受け入れられるのか?」「それだとZ世代に合わない環境だよね」など、すべての中心はZ世代にあります やたらと数は多く、伸びしろも少ない私のようなX世代からすると期待値の大きいZ世代は少し羨ましく感じます いつの時代も『未来は若者が創る』ので、若い世代に注力することは極めて正しいことだということは

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  • 人口増加はいいことなのか - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    仕事があるは超重要 私はここ数年はリゾート部門の採用をしていますが、室内清掃やレストランの洗い場などのパート、アルバイトの人員が当に足りません 採用情報誌の担当も「コロナ後は人手不足が深刻」と言います 新卒や正社員採用よりも現場の人手不足採用を優先している状況です 人が大幅に足りず客室の50%しか稼働できない宿泊施設もあるそうですから、深刻な人手不足と言えそうです コロナ期間を除き、アベノミクスから日は採用側が苦しい状況が続いています 雇用される側からすれば嬉しい話ですが、私のような採用する側は苦労の割には収穫の少ない時期がしばらく続きそうです 「仕事がある」という状態は非常に重要で治安の安定に直結します わが家の長男も州の最北端に近い場所の大学にいます 獣医学部は当に田舎に多いです 田舎の街にいきなり6000人の若者が来るとアルバイトがありません どうやら上級生が調整して『学費も

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  • Z世代からα㌁世代へ - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    人間にもニュータイプはある ウクライナ戦争が始まってから「第〇世代戦闘機」とか「第〇世代戦車」などをよく耳にします 造られた時代背景と技術進歩でコンセプトも性能も違うということから世代で区別しているようです 人手不足でとにかく即戦力が欲しい場合は別として、企業の採用責任者はZ世代を集めることに躍起です グループの別会社の採用責任者に聞きましたが「人手不足の企業はZ世代に不満を持ちやすくあまり欲しがらない」と言います 採用=『欲しいのは即戦力』の為、卵から温めるをうざったく感じるようで「若い奴らはダメだ」と口にする採用担当が多いようです Z世代は即戦力ではないが20年後30年後を考えての人的投資です Ⅹ世代以上を採用していた時とは違い、Z世代が生まれた時には『日は子供よりペットの犬・の方が多い』という時代になり、数の少なさが採用業務の人達の頭を痛くさせます とはいえ、チャットGPT一つ

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  • 長くなる老後の労働を考える - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    シルバーが多い会社は増える 私が以前いた会社で地方の企業をM&Aした会社があります 最盛期は4支店ほどあったようですが、現在は店のみで70歳以上がほとんどの会社です その時に一緒に地域マネージャーをしていた元同僚Hから久々に連絡がありました 「シルバー社員の雇用などもろもろ聞かせてほしい」という内容です なんせ一番若い社員が67歳で、最高齢は84歳ですから経験もしたことのないマネジメントをしているのだろうと予測できます 「皆、健康で勤勉で3年間休まれたこともない」 「明るく元気でよく働いている」 「顧客からも親しまれて信頼関係もしっかりしている」 「HPもなかったんだけど、彼らが苦手とするDXやSNSは俺がやればいい」 「問題は役職から降りるのを猛然と拒否してくる!29歳で部長になった人が84歳でまだ部長だ!」 と困り果てています 以前『シルバーキングダム』を書き綴ったことがあります t

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  • 年金の課題と労働信仰 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    年金問題は燃える フランスでは年金引き上げ問題が暴動に発展していました 年金支給年齢を62歳から64歳に2年引き上げようとするマクロン政権に対して激しい反発が起きています 日も過去1994年に基礎年金・2000年に厚生年金の比例報酬分を段階的に60歳から65歳まで引き上げるました 人口構成比の多い団塊ジュニア世代の年金支給の時代となると、さらなる長寿と少子化がデッドクロスして、非常に年金は危うくなりますので70歳へ段階的に引き上げることは必須になります 団塊ジュニア世代に罪はありません 人間は自分の意志で生まれてきたのではないので、たまたま同世代が多いだけです 過去と同じように『段階的引き上げ戦法』を取るとは思いますが、年金問題はとにかく政権転覆する可能性があるくらい燃えます 過去、自民党政権が転覆したひとつとなった『年金記録問題』があります 日の年金記録に問題があり、コンピュータに記

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  • ポジティブ思考とメタ認知 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    ポジティブがいい?? 私達は「ネガティブよりポジティブの方がいい」となんとなくわかっています 「何かあった時、うじうじ考えてるより明るく前に進む方がいい」 「会社が悪い!政府が悪い!社会が悪い!など周りのせいにせず、自分で考えて動いた方がいい」 という姿勢は極めて正しいのはわかります 私の同期が「世の中は前向きにとらえた方がいいとはわかっているが、後ろ向きにしかとらえられない」とよく口にしていました 南米やアフリカの人はセロトニンが多く楽観的で、欧米人も楽観的な人が多いが、東アジアは7割がセロトニンが少ない人々で不安症といいます たしかにまだマスクを取らない人の方が多いです 東アジアでも日人は8割以上の人がセロトニンがSS型と少ない不安症だらけの国です 自殺者が多いのはマイナスですが、作る製品が壊れにくく、接客をすれば『おもてなし』などと世界に評価されています 「クレームが来たらどうしよ

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  • 変化の加速した時代に適したZ世代 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    気が付けば消滅している 「ググるって言葉、もうすぐ使わなくなりますね」 チャットGPT4.0の登場をみた新入社員に言われました 3.5から4.0・・・レベルの違いも驚きですが、なによりその進化スピードの早さに脅威をおぼえます 「金曜ロードショーって映画の番組ですか?昔は映画の番組が週3であったんですね?」 言われてみればありました・・・でもツタヤなどの登場で「いつでも好きな時に見たい映画を見れる」レンタルCDが全国にできて消滅してしまいました そのツタヤも、ネットフリックスやAmazonプライムというゲームチェンジャーが出て来て縮小傾向です ついでにアマゾンなどのインターネット販売は全国の書店も大きく減らしました インターネットの普及は新聞も大きく減らします 出版業界も打撃を受けてます 昔は、新聞・テレビ・出版業界は就活生から超人気の花形産業でした 気が付けば花だった業界も傾斜産業になって

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  • 家柄重視から学歴重視・・次に来るのは・・ - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    社会変化と人の価値 動物の群れでは1番強い動物がリーダーになります 人間社会も大昔は『腕力』が一番強いものがトップになっていたと思いますが、中世当たりの成熟した社会では『家柄』が重視されるようになります 家柄により進学できる学校や結婚相手が違ってくる時代がかなり長く続きます ロミオとジュリエットの世界ですね さらに社会の成熟が進み民主主義になってくると『学歴』が人の価値の中心になってきます 会社の募集要項が「高卒以上」と決められていれば、面接官が「良い人物だ」と感じてもはじかれてしまいます 民主主義は社会主義と違い非常に時間のかかるシステムで、昭和の時代では「女は短大でいい」「早慶になど行かずに女子大にしろ」などと言う親が結構いて、頭がかなりいいのにSランクの大学には行けない女性もいました とはいえ、家柄など関係なく結婚出来て、どこの家の生まれでも東大を目指して官僚にもなれるという社会は非

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  • スーパーエイジャーを目指せ - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    同じ年齢でもだいぶ違う 私の母親はよく老後に備えて「貯金と貯筋をしておけ」と言っていました お金以上に筋肉が衰えた老後は辛い・・・と自覚したんでしょう これを主張する人は多く、特に足の3種類の筋肉と腹筋はマストのようです 会社でも60代の人にGWの予定を聞くと「家にずっといる」という人と「山登りに天体観測!毎日やりたいことがたくさんある!」というアクティブな人も多いです 好奇心の旺盛さと脳の老化は明らかに関係がありそうです 寿命は延び続けると思いますが、30歳から脳の萎縮が始まるのは変わりません 100年となれば『人生後半の脳の機能のレベル』は非常に問題になってきます 知り合いに革製品の職人の90代のおばあさんがいます 全て自分でデザインから製作まで行っています デザインからですから脳は0から1を生み出す『ゼロイチ脳』でAIにはない機能です 街を歩いて新しいデザインのヒントを見つけることが

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  • 口は1つ耳は2つ 私達は喋りすぎ - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    カウンセリングのスキルをもっと身近に 社会人としてキャリアを積み重ねていくと『発信力』は磨かれていきます 朝礼をやる立場になったり、チームのリーダーでミーティングをする立場になったり、プレゼンをしたり、苦境でも何かしらの方針を出さなければならなかったり、発信力は人を引っ張る意味でも重要です 新任支店長研修でコーチングと心理カウンセリングの実践ロープレをしましたが「コーチングは役立つよね」「カウンセリングの共感と傾聴はしんどいな」という声が圧倒的に多かったです 発信脳は鍛えられているが、受信脳は鍛えられてないということのようです 勝手に「個人的に心理カウンセリングは向いてないな」などと思っていましたが、向いている向いてないでなく管理職には絶対必要なスキルと気づかなかったようです それでもインストラクター室の方が「人の話を聞く能力に長け、意見しやすく相談しやすい支店長の支店は定着率もよく、人も

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  • 老いても子に従わない - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    気が付けばシニアばかりの会社に 日経済の冷え込みが格化しだした2000年、一緒に支店長になった同期のKがいます その年に新任で支店長になったのは私とKの二人だけで、新たに支店が増えたわけではなく、2名の支店長が降職になったからという寒い理由です 私は24年勤めて転職しましたが、その3年後にKも営業サポート室室長として移ってきました 私も5年前に地元に戻り、Kも「親が高齢になった」という同じ理由で地元東北の新卒入社で働いていた時の会社の後輩の社長に引っ張られ最後の職に就きます 同じようなサイクルで動いている元同期です そんなKが「久しぶりに会おう」と言ってきましたので、東京へ出向きます Kの会社の社長も同席していました 私がその社長の元採用担当者だったので久しぶりの再開です 首都圏に多く進出して支店も20に迫るほどの急成長をしています 「新卒の採用に手を貸していただけないでしょうか?」と

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  • 人間関係のストレスを軽くする - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    10人いたら1人は嫌ってくる ストレスの多くは人間関係から生じるものが多いようです まったくストレスを感じない他者もいますが、大いにストレスを感じる他者もいます ユダヤの教えで『2:7:1の法則』というものがあります 10人いたら 1人は自分のことをとにかく嫌ってくる、否定してくる、妨害してくる 2人は好意的に接してくる 7人は良くも悪くもない 全員と仲良くなるのは無理なので、嫌ってくる人を遠ざけ、好意を持つ2人との関係性を深めましょう という教えです 「誰とでも仲良くやらなければならない」と考えている人は人間関係のストレスが強く 「距離を置く人、距離を縮める人を決めている」人はストレスが少ないと言います 一般的に「人の好き嫌いはよくない」「誰とでも上手くやっていける人は素晴らしい」と言われますが、ストレスの観点で見るとそうでもなさそうです 10人いれば1人は「害」 学校でも会社組織でも基

    人間関係のストレスを軽くする - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • 確かに変化は苦痛だ - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    臨界期を過ぎると変化を嫌う 脳生理学では『臨界期』と言う言葉をよく使うそうです 『正しい時期に刺激を受けなければ正常な機能が発達しない』 その時期を指して臨界期と言うようです たとえば、の子供に生まれてすぐ目隠しをする そのまま45日間、光の刺激を与えない 視覚系の神経細胞は未発達のままになる ついには、永久にものが見えなくなる この45日間が子の目の臨界期ということです 一定の時間を過ぎると変化しなくなるということです 仕事でも臨界期はあります 例えば保険の世界では新商品が出ても1カ月たっても契約されないと、皆 積極的に提案しなくなり敬遠されるようになるそうです 「保険の世界では新商品の臨界期は1ヵ月」と聞いたことがあります 散らかした部屋も1ヵ月半放置すると、見慣れてしまい掃除がかなり億劫になるそうです 「思ったが吉日」とはよく言ったもので「先送りにするはやらないと一緒」なのだとつ

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  • 『自己責任』という呪縛 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    最近頻繁に聞くようになっいた「自己責任」 株をやっている同僚が「もう年金がいくらに減額されても大丈夫!ETF(株)だけで生きていける」と言っていました いわゆる4%ルールで十分な額に達したのだと思います 「人口の多い団塊ジュニアが高齢者になる頃は少子化とデットクロスして、年金なんてどのくらい減額されるかわかったもんじゃない」と人は予測しています 20代の貯蓄額には大差がなく全員が少ないです これが50代になると貯蓄額にかなりに格差が生じてます 子供の教育費の有無・節約の意識の差・収入の差などで何十年の間にかなりの開きがでてきます 『富(お金)は知のないところから知のある方へ流れていく』 は経済学の時間に教わりましたが、知がないと搾取されるばかりです 搾取とは税金だけではなく、広告・CMなどで誘導されて消費してしまうものや、不安をあおられて必要もない保険に入ってしまうなど様々です 高額の老

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  • 上のふり見て我がふり直せ - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    新入社員は人間観察を良くしよう 4月で社会人になった方は、必死に研修にらいついている状態だと思います 新卒採用は企業にとっては「高い買い物」であり「企業の将来を決めるもの」でもあり、研修は長くなりがちです 「この仕事は一人前になるまでにかなりの年月がかかりそうだ!道は長い」と感じる人もいると思いますが、簡単に身につく仕事は機械に代替えされたり、賃金が上がりにくかったりします 某大手ファーストフードチェーンでは「6時間で全ての仕事を身につけさせ一人前にできる」と述べてますが、それだけ簡単な仕事だということです 研修では『知識・やり方・考え方』を主に教わると思いますが、現場に出たら人間観察を良くして人間という動物の社会性を良く知ることが大切です 会社組織は様々な人間を観察できる野生の王国なのです 様々な人を観て人間学を極めれば「頭がいいから優秀ではない」「真面目だから役に立つわけではない」と

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  • 組織を腐敗させるマニュアルがあった - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    今川義元と徳川家康 徳川家康が今川義元の人質だった頃、家康の才覚を見抜いた義元は家臣たちに家康を「いましめろ!」と命令を出します 幼少期につぶしておけという魂胆です 「いましめろ!」と言われた部下たちは家康に厳しくあたります 数年後それを知った義元は「ばか者!いましめろとは徹底的に甘やかして堕落させることだ!」と怒ります 人は育った環境によって有能にも無能にもなります 過剰に厳しくされた家康は我慢強さを身につけ、部下想いで思慮深い人間になり、逆に息子の今川氏真はその逆の人間になっていきます 環境によって人が変わるのであれば『環境=組織構造』は非常に重要です 腐敗した組織では人は育たず、やがて組織自体没落していきます 人間は陰の要素も陽の要素も持っており「2人いれば対立が起こり、3人いれば派閥を生む可能性がある」などと言いますが、いい組織を創りたいのは上から下まで全員の望むことです 組織を弱

    組織を腐敗させるマニュアルがあった - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • 生活の中にある光と闇 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    生活には光と闇がある 『母という呪縛・娘という牢獄 』という齊藤 彩さん著のがあります 受験をめぐる娘による母親殺害の事件の記録です 娘のあかりさんは幼少期から学業優秀で中高一貫の進学校に通っていたが、母・妙子さんに超難関の国立大医学部への進学を強要され、なんと9年にわたって浪人生活を送っていますから、10代で大学受験を始めた娘さんは30代手前になっています 9浪って、どのくらいの苦労なのか想像もつきません 現実の自分の偏差値は58(国立大の偏差値は同じ数字でも私立よりだいぶ高いです) 実際の国立大医学部の偏差値は68 この差の10をお仕置きだと棒で叩かれたと言います 20代中盤まで風呂にも一緒に入るほど濃密な関係だった母娘ですが、あまりの母の厳しさが娘に殺害を決断させるに至ります 母を殺した娘はツイッターに「モンスターを倒した!これで一安心だ!」とツイートしています 当然誰も気が付きま

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