初公判から判決までの期間が過去最長となった昨年の神戸地裁姫路支部の裁判員裁判で、裁判員を務めた女性2人が毎日新聞の取材に応じた。207日間に及ぶ裁判に向き合うため、1人は退職、1人は仕事の時間を夜に振り替えた。裁判員裁判導入から5月で10年。2人は「市民が裁判に参加することには意義がある。社会の理解が深まってほしい」と話す。 男性3人に対する殺人などの罪に問われた男の裁判は、争点や証人の多さから審理が長期化。辞退者が増えると予測した地裁姫路支部は、裁判員と補充裁判員各6人を選任するため、通常の数倍にあたる501人に呼び出し状を出したが、うち420人が「仕事がある」などとして辞退した。
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