「フェイクニュース」で、北川景子演じるネットニュース記者は、元同僚の新聞記者とともに元官僚の不正を暴こうとする。その姿は、映画「大統領の陰謀」で大統領の不正を暴く実在の米紙記者コンビを思い起こさせたが、ドラマは意外な結末を迎える DVD『大統領の陰謀』 取材対象と同じ境遇に陥ったネット記者 前編では、主人公でネットニュースの記者である東雲樹(北川景子)が、カップうどんに青虫が入っていたとネットで告発した菓子メーカーの社員・猿滑(光石研)を追いかけてきた。何者かにフェイクニュースを吹きこまれて行動をエスカレートさせた猿滑は、やがてそれが原因で勤務先に損害をもたらし、ネットでは素性をさらされ、本来の告発も疑われるはめに陥る。 後編は、激しいバッシングを受け、家庭も崩壊に追いこまれた彼が、妻子と別れて家を出るシーンから始まった。 皮肉なことに東雲もまた、猿滑と同じ境遇に陥る。すでに「青虫うどん事