2012年07月22日02:02 カテゴリ日常佐半次捕物帖モンスター登場 ダークナイト大量殺人事件 バットマン銃撃犯ジェームズ・ホームズは髪を赤く染め「ジョーカー」と名乗った。ブービートラップ爆弾が仕掛けられた部屋にはウィル・フェレルの「俺たちニュースキャスター」のポスターが貼ってあり、同じ曲が延々リピートしていた。 http://www.hollywoodreporter.com/news/james-holmes-shooter-colorado-dark-knight-rises-352454 ■「殺人者はライフルを持っている」「ブロブ２」「デモンズ」・・・「劇場の観客が怪物に襲われる」「映画館で殺される」なんて散々見たはずのプロットなのに、現実に起きてみるとすごくショックだ。見るものと見られるものの間には壁がある、映画館は安全と何の根拠も無く信じていたのだ。 ■ダークヒーロー「Ｖ・

2010年08月13日00:04 カテゴリ日常佐半次捕物帖 クルーゾー警部（２） 先ほどの「ピンクパンサー」、何がすごいのか考察してみましょう。 クルーゾー警部が全員を集めて取調べのシーン。 (1)まず容疑者たちの足を一人一人踏んでいく (2)うっかり甲冑を倒し、片づけを手伝ったら手に甲冑の分銅がはまる。 (3)その分銅がついたまま、指差したら分銅が容疑者の一人の顔にメガヒット。 (4)ハエが飛んでいるのを払ったら分銅で高級ピアノを破壊。 (5)暖炉の前で手を組んで大演説していたら、分銅を炎をあぶられて「アッチー！」 (6)やっと手が抜けて「アチチチ」と花瓶の水で冷す。 (7)今度は花瓶が抜けなくなる。 (8)そこへ上司がやってきて思わず敬礼する警部、花瓶が額にあたり、脳震盪。 (9)警部が倒れた先はアンティークの銃がたくさん飾ってあり、銃が暴発。 (10)集中治療室で警部の上司の緊急手術

2010年05月30日03:10 カテゴリ電影しびれくらげ すごいすごい脚本の人 ■今日はすごい人にあってきた。 もともとこの企画（←）はヘビ女優・毛利郁子の出所を待って、自分のやった殺人事件を本人で再現するという超悪趣味映画が元だったんだって。毛利郁子が拒否したんで、この作品の企画がＧＯに。 （「ヘビ女優殺人事件」を知らない方は各自ネットで検索） ■ 脚本家はオール「横溝正史」大集合がやりたかったんだけど、石井輝男は乱歩がやりたかった。そのときたまたま「江戸川乱歩全集」が刊行されたので、それをそのままサブタイトルにした。 ＞「オール横溝大集合」とは？ 落ち武者狩りの呪いがかかった八つ墓村に、犬神家の一族が住んでおり、そこに3本指の男が現れて、猟奇大量殺人がおきるエロチックアクションだそうです。 ■脚本家は東宝の知り合いに乞われて「火炎人間」という話を書いた。結局ポシャッたので、悪く思った

2009年11月28日03:24 カテゴリ説教オヤジ 悩殺色仕分け人 ＴＶで蓮舫を見るたびに胸にこみあげてくるイヤ〜な感じはなんだろう？ ●質問の途中、幼児プレイっぽく単語をゆっくり発音して、まぶたをソレにあわせてゆっくり開く感じとか。 ●発言が終わって、優雅に目線をそらし、マイクをそっと置く感じとか。 実にキモいよねー？イヤだよねー？あれ？俺だけ？ この違和感、かつて感じたことがあるなと思ったらアレですよ！ こいつ女版・片岡鶴太郎だよね！最近の鶴太郎のイヤな感じにソックリ！鬼塚のセコンドについたり、へんな魚の絵描いてるあの感じだよ！ つまりバラエティの現役でやっていくだけのパワーがなくなっちゃったもんだから、報道とか芸術とか政治とかに走っちゃうタレントっているじゃん？出自が怪しいもんだからエスタブリッシュメントにすり寄るヤツ特有の臭気！マクラ営業のスメル！ ものすごーく大事な未来のことを

2009年11月24日02:43 カテゴリ電影しびれくらげ 笑愛拳 きのうコメント欄で「２ちゃんねらー」の人に教えてもらった映画・・・ 何だコレ？ どうも８０年代の韓国映画らしいんですけど。 （動画はオタクっぽい人のダラダラしたしゃべりが邪魔・・・） でも韓国というより、台湾のゴッドフリー・ホー作品や朱延平監督作みたいなノリですよね？どうもビキニ部隊が日本軍と戦うとか？ 「アマゾネス・コマンドー」やら「ピンク・フォース」や「ドラゴン特攻隊」みたいな。 でもジャッキー・チェンと小松方正の声でしゃべるニセモノも出てくるし。こういう怪しいゲテモノ作品というか、映画版ＵＭＡを見つけるとワクワクしてきますな。 やっぱ、「アマゾネス・コマンドー」を「イングロリアス・バスターズ」みたいにキッチリ作らんといかんですなあ。日本（カス）映画人としては。 【追記】 そしたら事情通の方から、タレコミが。 Woma

2009年11月19日00:09 カテゴリ日常佐半次捕物帖 人類SOD！ まあどうせ来月には消えてなくなってる事件なんだけど・・・ 自分が何で「市橋ブーム」（あるのか？そういうの？） についていけないのかわかった。 「犯罪者は昔から人気あるんですよ。国定忠次とか」っていう説明にも 「上祐ギャルとかと同じ。いつの世も一定量こういう女がいるんです」っていう説明にも 「犯罪者をアイドルみたいに扱って・・・被害者のことを考えれば・・・」っていう意見にも全然納得できない。それがなんでかわかったよ。 こいつコマが小さいからなんだ！ 国定忠次の豪胆さも上祐史浩の弁舌のさえもないからなんだ！ 戦後犯罪史に残るアイツとかコイツとか、ついこないだの某ナントカ少年が持っていたような、魂の真っ黒ぶりも感じられない。 ダークヒーローとして、あまりにも小粒だからなんだ！ ある種のビジュアル系バンドの頭悪さつーか、草食

2009年06月26日12:44 カテゴリモンスター登場 呪怨かあさん 「呪い続けて十周年」などと笑っているうちに、はや二十年。 娘も短大入学を間近に控える年になりました。 先日、気になる件があったので娘を問いただしました。 「あなた最近、帰りが遅いようだけど母さんに何か隠してるの？」 娘は私の質問に答えようとはしません。 「世間ではＪホラーとかスプラッターといわれるけれど、あなたには太陽の下を歩いてほしい。母一人子一人。母さんは呪怨だけど、あなたは立派な人間に育てたつもりよ。隠し事をするなんて母さん悲しいわ」 そこまで言うと娘はしぶしぶ、こう言いました。 「ハンバーガー屋でアルバイトをしていた。母さんの誕生日に一緒に旅行に行こうと思って」 驚く私に娘はこういいました。 「母さんをビックリさせたかったから内緒にしていた。お誕生日おめでとう。そして母さん、今までありがとう」 私は一瞬でも娘を

2009年06月25日11:08 カテゴリ日常佐半次捕物帖 祝ってやる　崇（たかし）ってやる 清水崇監督「呪怨」シリーズの新作、「呪い続けて十周年」ていうんですね。「十周年」という言葉の響きがなんだかコツコツまじめで慎ましい感じがしていいですねえ。 そりゃあ人間ですもの（人間か？）「ああ天気がいいなあ。布団干したいなあ。」みたいな日もあったでしょう。でも呪わなきゃ。自分で始めたことだもんね。 もしかしたら女手ひとつで育児をしながら呪い続けているのかもしれない。 子供と約束した父兄参観の日、急な呪いが入っちゃっったりして。終業のベルが鳴る２分前に、お母さん汗だくで駆けつけてくれた。頭にはまだロウソク立ったままで。汗だらだらだったけどお母さんニコニコしてた。私とっても嬉しかったのよ。 呪いのシフトがあけて朝になり、家へ帰ってきたら、子供はもう学校へ行ってたですけど。机の上に目玉焼きと、キッチン

2009年05月19日00:58 カテゴリ電影しびれくらげ チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ 久しぶりに海のものとも山のものともつかない映画を見た！ 「チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ」。インド映画です。 えー「チャンドニー・チョーク」というのは場所の名前ですね。主人公はそこ（アメ横みたいな市場）のコナモノ屋台の小僧です。そいつがどういうわけか古代中国伝説の英雄の生まれ変わりと間違えられて、中国に行く羽目になる。そこは「七人の侍」の野武士に苦しめられてる村みたいになってて、ギャングの大ボス（リュウ・チャーフィー）と戦うことになっちゃうんですよ。 明らかに「少林サッカー」「カンフーハッスル」そして「キルビル」の影響を受けていて、ギャグ満載。そこにインド映画お得意の歌と踊りが加わる。この映画２時間半もあるんですけど、飽きない。あっという間だった。 前半は無責任男とかクレイジーシリー

2009年04月03日01:12 カテゴリ ミサイル発射棒読み段階 「ミサイルの発射がいよいよ棒読み段階に達しましたー（←棒読みで）」 この間も言ったけど北朝鮮のアナウンサーさんの力みっぷりはハンパじゃないですな。コブシがきいてるというか。「パンにハムッ！はっさむニダッ！」って感じで。国全体が川平慈英の３０倍ぐらいテンション高いのな。 でも、全員がそんなことあるまい。森本レオみたいに癒し系でしゃべる北朝鮮の人だっているはずだよね。金正男とか話し方ソフトじゃない（英語だけど）。 それで考えたんだけど、凶悪犯罪を予防する為、「死刑判決主文」などを無味乾燥なトーンではなく川平慈英さんに読んでいただくのはどうだろう。なんつーか言霊的に。モヂカラ的に。 「凶悪で残忍な犯行！反省もまったく感じられナインデス！」 「遺族の処罰感情もマキシマム！更正の可能性も乏しいンデス！」 「よってシケーイ！死刑死刑死

2009年03月10日00:38 カテゴリ日常佐半次捕物帖 記者鳩山（ポッポ） ♪記者と鳩山（ポッポ）は仲良しこよし 記者とポッポで記者ポッポ チョチョンがデンガラリンのデンガラリンの・・・ （『カバトット』のテーマで） 話は変わるけど。 ごめんよう。兄ちゃん趣味が悪くてごめんよう。 実は兄ちゃん、津川雅彦が大好きなんだよう！ 特に蝶ネクタイしめて丸メガネかけた好色先生みたいのが好きなんだよう。 このヒトは僕の大好きな映画「直撃地獄拳」のマリオ水原なんだよう。 マリオ水原の読みにくいブログ しかも実兄の長門裕之まで好きなんだよう。 「危い事なら銭になる」の計算尺とか「スケバン刑事」のくらやみ指令とか「怪紳士」を嬉々としてやる人で、どうにもキライになれないのよう。 もっというなら石原慎太郎・裕次郎兄弟や鳩山由紀夫ポッポ邦夫まで好きなんだよう。ウヨもサヨも関係なく、ようするにジジイの兄弟が好き

2009年03月06日22:34 カテゴリ日常佐半次捕物帖 ごきげんようボンド君 よしゃあいいのに「週間００７」的なマガジンＤＶＤに手を出してしまったよ。 いやー。いいなあ。 やっぱり００７の敵というのは、金持ちでインテリで変態で誇大妄想じゃないといけませんな。 例えば敵の手に落ちたボンドが縛られているとして、その台は銀色の部品がクルクル回ったり、レーザー光線がピカピカしてないといけないんですよ。何に使うのかはこの際置いといて。 「ごきげんよう、ボンド君」 「ドクター・ゴールドプッシー！貴様の野望もこれまでだ」 「レーザースペクターＸのありかはどこかね？」 「誰が言うものか」 床がグイーンと開いて 「質問に答えてくれないと、今から君を生きたまま、 裸の森永卓郎でイッパイのプールに落とすことになるよ」 この「今から君を・・・」の後につづくセリフで、いかに奇妙奇天烈な拷問を考え付くか？というの

2009年02月20日03:16 カテゴリ日常佐半次捕物帖 ジョニーは銭湯に行った 「あのブドウは酸っぱい」ってわけでもないんだけど、 こんな企画今さら古臭くね？２００５年の映画って感じしね？ http://lastblood.asmik-ace.co.jp/ だってさータランティーノの５年落ちの「ＫＩＬＬＢＩＬＬ」中古車みたいじゃん？（もちろんこっちが本家なんでしょうけど） 「女＋武器」というコンセプトもさ、プラネット・テラーとかおととしの話だろう。「片腕マシンガール」だってずいぶん前の映画でしょ。 （主役の韓国女優さんはイイ顔してるし、雰囲気もいい感じだけど、なんかイギリス人じゃない俳優が００７やってるような気もする） とか言って、結局見ちゃったりして。で、絶賛したりして。 タランティーノ＋イーライ・ロスが「イングロリアル・バスターズ」撮ってる時代なんだから、今やるべきなのは、新解釈の

2009年01月13日02:21 カテゴリ日常佐半次捕物帖電影しびれくらげ 太陽とムスコビーン 今日はダイノジさんというお笑いの人と、クリストファー・よくミクシーネーム変える人と、トークショーでした。やっぱりお笑いの人は面白いですねえ。 今日出たアイデアは、よく劇場で盗撮禁止のＣＭがあるじゃない。あの顔がビデオ・ハンディカムになっている人がクネクネするヤツ。「あれがいい加減ひつこくてウザイ」って話になって。 いっそあのビデオ男が連続殺人事件を起こすスラッシャー・ムービーでも作ったらどうだろう。「血を吸うカメラ」みたいな。スナッフ・フィルムだって簡単に撮れるはず（顔がカメラなんだから）。 もちろんビデオ男は最後にいきなり出てくるわけですよ。本来ルール違反なんだけど、あの警告ＣＭからすでに本編が始まっていたという大ドンデン返し！ そんで最後はＣＭどおり、つかまってガックリ・・・つー。 ところで

2008年07月03日02:03 カテゴリ電影しびれくらげ ００７／黄金水を待つ男 ●「豊胸手術の失敗で片方の乳房が鋼鉄になってしまい、いろいろなオッパイを付け替える女」とか ●男の首をちょん切って戻ってくるトレーを持ったバニーガール「サロメ」とか ●空気中にふれるとセラミック化するガムを噛んでいて、それをすごい勢いで噴出させて敵を殺すストリッパーとか ●実験の失敗で肌が乾燥すると死ぬので、常に泡風呂に入っている女科学者とか 僕が００７に求める要素はそれなんだよう 何だかフツーの「ボーンなんとか」みたいな諜報部員アクションになっちゃヤダー。日本語字幕入りはこちらで。 http://meta.yahoo-streaming.jp/webevents/yahoo/movie/007/trailer01_1m.asx 死んだ女を抱き締めて「ＮＯＯＯＯＯＯ！」と叫んでクレーン・アップ（アメリカのア

2007年12月22日12:37 カテゴリ日常佐半次捕物帖 一文にもならないが　火野正平をたたえる これはもう時効だから言ってしまうけど（時効は１０分前に訪れました）、とある作品の編集をしてたと思いねえ。 これについては敗戦処理みたいなもので多くを語れないのだが、そこに火野正平が出ていて、まあ相変わらずの芝居をしてるわけさ。 言いよどんだり台詞かんだり、ヤル気があるんだかないんだか目線も定まらずフラフラした芝居。 で、ちょっと専門的になるんだけど監督が「ハリウッド方式」っていうの？やたら色々なアングルから撮る。しかも長回し。役者は何度も何度も同じ芝居をしなきゃならないんですよ。 火野正平のそれも３分４０秒ぐらいあってさ、ダラダラやってるわけですよ。 で、俺は驚嘆したね。 「言いよどんだり台詞かんだり、ヤル気があるんだかないんだか目線も定まらずフラフラした芝居」は１テイクめも２テイクめも全く