1999年。ハリウッドから革新的な作品が生まれる。 黒いロングコートのイケメンと艶やかな黒いエナメルに身を包んだ美女が、カンフーとマシンガンを操り、キメキメにポーズをキメながら戦う『マトリックス』である。 しかし、それら優れたビジュアルの影には、実は非常に面倒くさい設定がある。また、今となっては常識的な映画手法も、実はこの『マトリックス』が切り拓いたものだったりする。本記事では、『マトリックス』が孕(はら)んでいた「面倒くさい設定」と「切り拓いたもの」について“可能な限り”解説していく。 『マトリックス』をまだ未見だという方は、読む前に是非ご鑑賞を。 ※以下『マトリックス』のネタバレを含みます。 普通の俳優に本格アクションさせる「香港スタイル」 『マトリックス』が登場する以前、ハリウッド映画の格闘シーンでは、スタントマンの顔があまり映らないアングルで戦ったり、俳優がへっぴり腰で戦ったり、格
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