南京事件における日本軍の性暴力は数々の資料に裏づけられており日本側の記録にも残っている歴史的事実です。 そうした日本軍の性暴力に関する日本側の記録については新書の南京事件 (秦郁彦、中公新書)でも知ることができます。 そして、その結果の妊娠についても当時から知られており、難民の保護などにあたった外国人による記録が残されています。 以下、性暴力被害に関する記述があることから「続きを読む」記法で。 鼓楼病院のウィルソンのもとには、新たに不幸な犠牲者が入院してきた。それは、南京城内の難民や住民の近くに長期にわたって駐屯した日本軍が、婦女子を炊事婦・洗濯婦として拉致し、軟禁状態にして連日強姦・輪姦するケースや一人の女性が異なる日本兵に何回も強姦されるケースが増えたために発生した被害であった。 マギーが被害者の父親から間いた話では、彼の若い娘は、一月一四日に二人の日本兵に犯され、同二二日に一人の日本