近年、科学技術計算で利用するプログラミング言語としてPythonが注目されている。ただ、Pythonを利用する環境を構築しようとすると、Python本体に加えてさまざまなライブラリのインストールが必要となる。その作業の手助けとなるのが「Anaconda」というPythonディストリビューションだ。 科学技術計算で広く使われるようになったPython 世の中にはさまざまなプログラミング言語が存在するが、人気のあるプログラミング言語というのは時代や適用分野に応じて大きく変わってくる。その中でも、アルゴリズムや理論の検証、収集したデータの処理といったいわゆる科学技術計算処理において最近人気なのがPythonだ。 科学技術計算においてはCやC++、Fortranといったプログラミング言語のほか、Matlabやその互換環境、Mathematica、Rといったソフトウェアが多く用いられていた。CやC+