2020年4月、「緊急事態」が宣言される中リアルタイムで執筆され、急ぎ出版された2冊の本。無為無策の政治風景と医療現場の緊迫を克明に描き出した小説『コロナ黙示録』海堂尊著と、感染症という科学的事象に右往左往する国の有り様を追い医療を蝕む闇を衝いたノンフィクション『ドキュメント感染症利権』山岡淳一郎著だ。両作品の著者が縦横無尽に問う「この国はなぜコロナと闘えないのか」―― ▼「緊急事態」下に書かれた2冊 海堂尊 ご著書の『ドキュメント感染症利権』(ちくま新書、2020年8月10日刊)を読んで本当に腑に落ちるところがたくさんあり、とにかくこれは現場の医師に広めなきゃいけない必読書だと思いまして、色々お話を伺いたく思っています。 山岡淳一郎 ありがとうございます。私も『コロナ黙示録』(宝島社、2020年7月10日刊)、一気に読ませていただきました。非常に面白かったです。とにかく出てく
![検証・コロナvs政治 海堂尊×山岡淳一郎(前編)||海堂 尊,山岡 淳一郎|webちくま(1/4)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/081b2f6eb960b055240274e84dcd42e69328248b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fchikuma.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fb%2F8%2F660m%2Fimg_b8e6f00b92cf16de744973159bc814b02171285.jpg)