京大でデモ走行する電気自動車として復活した和製スーパーカーの「トミーカイラZZ」=2日午後、京都市左京区、高橋一徳撮影 公道を走れる国産レーシングカーとして注目を集めながら、約200台で生産中止となった幻の名車「トミーカイラZZ(ジー・ジー)」が、京都大発のベンチャーの手で電気自動車(EV)として生まれ変わり、2日、お披露目された。重さは軽自動車より数十キロ軽い640キロ。かつての名車の売りだった軽快な走りを再現した。 京大の支援で今春発足したEV開発会社「グリーンロードモータース」が、トミーカイラを開発した富田義一さん(65)を招き、残っていた試作車を改造。今後は年100台を目標に受注生産する。 価格は680万円。最高時速150キロ、4時間の充電で約100キロの距離を走れる。 トミーカイラは1997年に売り出され、業界雑誌の年間人気投票で2位になるなど注目された。だが、法規制の強