世界を恐怖に陥れているエボラ出血熱をめぐり、富士フイルムホールディングス(HD)が注目を集めている。傘下の富山化学工業が開発し、今年3月に国内承認されたインフルエンザ治療薬「アビガン(一般名・ファビピラビル)」がエボラ出血熱の治療薬として有効ではないかと期待されているためだ。エボラ出血熱の治療薬が確立していない中、この富士フイルムHDの「アビガン」ついては日頃、日本批判に傾きやすい中国メディアも絶賛している。さらに富士フイルムHDが写真フィルムメーカーから多角化企業への業態転換に成功したことについても改めて評価する声が上がっている。 厚労省も例外的に使用を許容 10月30日、東京・日本橋兜町の東京証券取引所。中間決算発表にのぞんだ富士フイルムHDの助野健児取締役は、「(エボラ出血熱は)人類との戦いとまでいわれているが、われわれの薬が貢献できるのは非常に光栄だ。全社をあげて、エボラ出血熱と闘
![【メガプレミアム】中国メディア脱帽「かつてのフィルム王者がエボラ対策リストに現れた」…富士フイルム「業態転換」は日本企業の底力を見せつけた(1/5ページ)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/034d9b09c3add4c239d9637ffe62b51b77d73130/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.iza.ne.jp%2Fcommon%2Fimages%2Fogp_default_iza.png)