調査会社IDC Japanは2015年4月6日、国内企業におけるオープンソースソフトウエア(OSS)の利用実態調査結果を発表した。今回は、自社の情報システムにおけるOSS導入状況を調査した1次調査(有効回答数1782社)と、OSSを既に使用している企業に対して詳細な利用実態を調査した2次調査(有効回答数309社)に分けて実施。 1次調査で、OSSを「本番環境で導入している」と回答した企業は31.5%に達し、「試験的に導入している」(5.2%)、「導入に向けて検証している」(4.1%)、「これから導入を検討する」(10.0%)とを合わせると、50.8%の企業がOSSを何らかの形で導入しているか、導入を検討していることが明らかになった(図)。一方、「導入の予定はまったくない」とした企業は33.3%、「今後の予定は分からない」とした企業は12.1%だった。 同社は、産業分野別にOSSの導入状況を