20年以上前に、神戸で小学生が連続して襲われる事件があり、この事件により、山下彩花さんと、土師(はせ)淳くんの尊い命が亡くなりました。 これからこのブログでは、この事件についての3冊の本を読み、このような残酷な事件が起きないようにするためには何が必要だったのかについてを学び考えていきたいと思います。今回は、事件の概要についてを触れていきます。 今回読もうと決めた1冊目の本は、元少年Aが執筆した『絶歌』と言う本です。元少年Aは少年院を退院後に様々な仕事に就き多くの人と関わる中で、失いたくない大切な人と出逢ったり、生きたいと思うようになりました。少年院退院後は、ひたすら声を押し殺して生きてきましたが、それに耐えられなくなり、自分の言葉で自分の想いを語りたいと言うことを考えるようになったそうです。自身の過去と対峙し、それを書くことが彼に残された唯一の自己救済であり、たったひとつの「生きる道」だと