昨年の「M−1グランプリ」。優勝したパンクブーブー(左・佐藤哲夫、右・黒瀬純)=2009年12月20日、東京・六本木(今井正人撮影) 吉本興業と朝日放送は12日、若手漫才“日本一”決定戦「M−1グランプリ」を、10回目を迎えた今年の大会で終了すると発表した。 吉本興業は、終了の理由について「漫才を全国に広め、若い才能を発掘する目標を達成できた」と説明。「M−1」を立ち上げた島田紳助大会委員長は「漫才を目指す若者が増え、漫才のレベルも上がった。ほんの少し漫才に恩返しできた」とコメントした。 「M−1」は結成10年以内であればプロ、アマ問わず出場可能な大会。各地で予選が開かれ、決勝では島田さんらベテランのお笑いタレントらが審査、優勝者に賞金1千万円が贈られる。昨年は生放送された決勝の平均視聴率がビデオリサーチ調べで関東地区で20.6%、関西地区で30.3%に上った。今年の大会は過去最多の483