ここ毎日のように新しい話題が提供される、漫画「美味しんぼ」内での福島県に対する言及問題だが、「除染しても福島には住めない」との発言が作中で取り上げられていた福島大准教授の荒木田岳氏が、この発言について作品で使わないよう求めていたことが報じられている(朝日新聞)。 荒木氏は2年前から原作者の雁屋哲氏らから取材を受けており、実際に「除染しても福島には住めない」という旨の発言もしていたという。氏はこの発言については作品内で使わないように求めていたそうだが、作品を掲載している小学館の週刊ビッグコミックスピリッツ編集部側が「作品は作者のもの」としてこれに応じなかったという。 公にしたくないような発言をしてしまった人が悪いのか、それともそれをその意志に反して掲載した編集部が悪いのか、なかなか難しい問題である。