大手酒造メーカーの三和酒類(大分県宇佐市)の主要商品の麦焼酎「いいちこ」の紙パック入り製品に「毒を入れた」とのはがきが大分県に届き、三和酒類は16日に記者会見し、未開封の当該商品を自主回収すると発表した。大阪府、広島、山口両県に流通しているものが対象。大分県警は威力業務妨害の疑いで捜査を始めた。 三和酒類によると、県には15日にはがきが届き、「一部地域の紙パック商品数本に毒物を入れた」との内容だったという。 回収対象商品は、いいちこ紙パックのアルコール度数25度1・8リットル、アルコール度数20度1・8リットル、アルコール度数20度900ミリリットルの3種。当該地域には約85万本が出荷され、うち40万〜45万本は店頭もしくは問屋にあるとみられ、すべて回収・出荷停止にする。 三和酒類広報地域連携部は取材に「今のところ、体調が悪くなったといった健康被害の報告はない。万全を期すため対象の商