逆風の中でもニーズをキャッチして伸長してきたエンタテインメント事業 ――まずは、セガサミーグループのエンタテインメントコンテンツ事業全般の、2022年度の状況をお聞かせいただきたいです。 杉野2022年は巣ごもり需要が一段落し、アメリカ経済の停滞、資源高や輸送の乱れなど、さまざまなマイナスの要因もありました。その逆風の中でも、 エンタテインメントコンテンツは皆さんに必要としていただいていて、それが業績にも表れていると思います。 ――2022年度でとくに印象的だったことを教えてください。 杉野やはりまずは『ソニックフロンティア』です。内海(州史氏。セガ代表取締役副社長Co-COO)を中心に、ソニックをもっと大きくするためにさまざまなプロジェクトを進めてきたことが実を結びました。昨年4月に、北米で映画『Sonic the Hedgehog 2(邦題:ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナッ